本選Dブロック 25組〜32組
赤色水先案名無い人 ◆RED.RgQs
氏の総括
本選Dブロック第一回戦。
激しかった予選を勝ち抜けた96の強豪板が遂にここに出揃う。

そして、去る5/5、ラジオで組合せが発表された瞬間、
多くの嘆息が漏れたほどの地獄の組み合わせであったDブロック。
果たして、その戦いはどのようなものだったのだろうか?

《本選Dブロック第一回戦》

【第25組(6/1)】
・「ほのぼの」 vs 「エロゲー」 vs 「国内旅行」
地獄と言われたDブロック一回戦は静かに始まった。そんな印象を与える第25組。
全体的にほのぼの板がリード。序盤から急激に票を伸ばし、その後もハイペースを維持。
しかし、投票のレスそのものは非常に平和な雰囲気を醸し出しているように思えるのは気のせいだろうか?
これを追うのがエロゲー板と国内旅行板。
エロゲーは反対派の荒らしに近い妨害を振り切っての投票となるが、投票所にまで荒らしを呼んでしまう。
しかし、エロゲーのような特殊な板を知ることが出来るのは、各板の旅ができるトーナメントの醍醐味であろう。
エロゲーはスタートダッシュでほのぼの板に迫るが、その後の元気がない。
逆に、3番手とは言え国内旅行は、激しいスタートダッシュこそ無かったもののその後も順調に票を伸ばす。
時折投入する支援は、板の魅力を存分に見せつける。たとえ旅行好きでなくとも、なかなかに面白いものであろう。
しかし、そのどちらもほのぼの板の勢いに追いつくことは出来ない。
ラストスパートは3板入り乱れる激戦であったが、これまでの票がものを言い、ほのぼの板が勝利を収める。

【第26組(6/2)】
・「家庭用ゲーム」 vs 「めがね」 vs 「なんでもあり」
スタートダッシュがほとんど無かったことが印象的な第26組。前組よりも、さらに静かな戦いとなった。
しかし、静かな分、各板支援に抜かりはない。票の流れは序盤は3板がほぼ並ぶ。
住人数も多く、関連板からも票が集まる家庭用ゲーム板(以下、家ゲー)がやや有利、その差を徐々に広げていく。
たった一人とは言え、めがね板選対は対戦相手の板に自らのスレを作るほどの積極性。
家ゲーのは削除されたが、なんでもあり板のは当日に至るまで残る。
むしろ、なんでもあり板自身の選対スレがdat落ちし、めがね板選対スレだけが残っている異様な状態が続いた。
当日にはなんでもあり板選対スレも勢いよく復活し、家ゲーに次ぐ2番手につけるが、その後票は伸び悩む。
後半になると家ゲーのペースが増し、2板を更に引き離す。
終盤、各板ラストスパートに出るが、ここまで来ると、もはや家ゲーの有利は揺るがない。
選対の活動も活発であった家ゲーが2回戦進出を果たす。
なお、この日、一つの祭りが起こった。タカラが2chの象徴の一つ「ギコ猫」の商標登録が発覚したのだ。
多くの2ちゃんねらーを憤慨させて発展したこの祭りは、この後数日、トーナメントにも微妙な影を落とす。
この試合、そして、祭りが結末を迎えた翌日の次試合が極めて静かなものであったのも、無関係ではないであろう。

【第27組(6/3)】
・「厨房!」 vs 「物理」 vs 「文房具」
前日・前々日に引き続き静かではあるが、票とは別に何やら異様な盛り上がりを見せた第27組。
この日は当日の状況以上にグラフが驚異的だ。厨房!板と物理板が、前半戦では全く同じペースなのだ。
これほどの接戦は本トーナメント初であろう。無論、その時の投票所もシーソーゲームであった。
ある意味で名の知れた厨房板は、突如現れたまさに厨房!と呼ぶにふさわしい選対の活躍もあり奮闘。
これと全く互角の戦いを演じた物理板はもっと凄かった。多くの名スレ支援も見逃せないが、
例のモ娘(狼)で、なぜか、物理板選対の祭りが開催され、当の本人にもワケのわからない状態であった。
だが、後半、いつからとはなしに厨房板はそのペースを徐々に速め、物理板を引き離し始める。
終盤になると、目に見えるレベルでそのペースに差が開き、そのまま厨房板が勝利を収める。
一方、票数だけを見れば全く勝負にならなかった文房具板。この板はやる気が無かったのではない。
負けて元々と、一切の外交を廃し、潔く自らの板のみで勝負に出たのだ。
文房具板の発起人まで現れ、文房具板誕生の歴史が披露された。
得票数は一回戦全体を見てもワースト3に入る。だが、その57票、一票一票に込められた想いはズッシリと重たい。

【第28組(6/4)】
・「三国志・戦国」 vs 「ハングル総督府」 vs 「顔文字」
地獄のDブロックが本格化、とてつもなく激しい戦いとなった第28組。その規模はAブロック第5組を凌駕する。
試合直前、三戦と総督府が、ほぼ時を同じくして、それぞれの「出師の表」でこの試合への意気込みを表現。
スタートダッシュは三戦と総督府が争うが、やや三戦がリード。しかし、その後のペースで総督府が巻き返す。
総督府は2ch外とは言え、ニュース連合の重要な一角。モ娘(狼)&ニュース系各板が全面的に援護。
三戦はやや苦戦しつつこれを追う展開に。しかし、終盤、同盟の元祖だからこそとも言うべき現象が起こる。
パチスロ板は熱っぽく説いて強豪・ダウソ板を動かし、少年漫画板は数十もの板に呼びかけての一斉投票。
同盟板が三戦に勝利をもたらさんと、投票行為のみならず、自ら外交まで買って出たのだ。
これに、三戦を失うことを恐れた浮動票が加わり、21:00以降のラストスパートは凄まじいものとなった。
総督府もラストスパートをかけるが、三戦が逆転。三戦がこの壮絶な試合の勝利を収める。
総督府を全面支持したモ娘(狼)は、総督府の敗戦にショックを受ける。これが第32組に多大な影響を及ぼす。
一方、多数の浮動票が予想された顔文字板。意外にも票は奮わない。予選のAA長編板を彷彿とさせる敗戦となる。
三戦に浮動票が流れてしまったのだろうか。 また、「ギコ祭り」の終結も、あるいは関係するかもしれない。

【第29組(6/5)】
・「オリンピック」 vs 「軍事」 vs 「FLASH・動画」
強豪と目された3板が真正面から堂々と戦った名試合の第29組。
スポーツマンシップで多いに盛り上がり、予選では熱くなりすぎて一時期荒れさえしたオリンピック板。
戦略能力は三戦板に匹敵し、早くから強豪と目され、本選に入ってからも数々の作戦行動を展開した軍事板。
自板もさる事ながら、他板をFLASHという最強とも言える支援物資で援護しつづけてきたFLASH・動画板。
いずれ劣らぬ強豪板であり、「地獄のDブロック」と呼ばれる所以である。これほど予測の難しい組も珍しいだろう。
Aブロック第2組に劣らぬ、どこが勝っても全く不思議ではない試合であった。実際、A2組以上の接戦となる。
スタートダッシュは軍事が多くの板の支持を集めてリード。
だが、その後、スタートダッシュのペースを数時間にわたり維持しつづけたオリンピックが逆転。
FLASHは多くのFLASHムービーを支援物資として投下しつづけるも、やや不利か。
そのままオリンピックを軍事、FLASHが追いつづける構図となったが、結局、両板共に及ばず。
オリンピックが危ういながらも金メダルを獲得した。

【第30組(6/6)】
・「ニュース速報+」 vs 「CCさくら」 vs 「ギャルゲー」
試合前の爽やかな3板合同のエール交歓が印象的な第30組。
そこには対戦相手への敵愾心など微塵も感じられない。
それもそのはずである。ニュース速報+(以下ニュー速+)とCCさくらはもとより友好関係にあったのだ。
そして、CCさくらとギャルゲーは予選第21組を共に勝ちぬいた戦友。「萌え」で共感するところも大きいだろう。
試合展開の方も3板が競り合う、名試合と言っても良いものとなった。
スタートダッシュはニュー速+がリード、これをギャルゲーが追う。
しかし、深夜、CCさくらが突然ペースを速めギャルゲーを抜き二番手に踊り出る。
その後もギャルゲーがやや不利ながらも各板順調に票を伸ばしつづける。
ラストスパートを経て、最終的な勝者に輝いたのは今ではニュース系最強のニュー速+であった。
試合後、CCさくらとギャルゲーがニュー速+の勝利を祝い、ニュー速+がそれに応えるエール交歓があった。
最後まで、まるで友好国間のスポーツの親善試合を見ているかのような爽やかな雰囲気であった。
最近の試合は、あくまで友好的に爽やかなものが多いが、この試合は群を抜いているだろう。

【第31組(6/7)】
・「競馬」 vs 「議員・選挙」 vs 「ハード・業界」
激戦のDブロック後半にしては珍しくワンサイドゲームであった第31組。
終始トップの座に君臨したのは、予選においても圧倒的な強さを見せ付けた強豪・競馬板。
それまでの活発な活動から多くの同盟を持つ競馬板は、スタートダッシュから圧倒的な強さを見せた。
それでもゲーハー板、議員・選挙は戦意を失わず、必死に追う。
一時は競馬板選対も恐れを抱いたほどの戦いぶりであった。
だが、最後まで競馬板の圧倒的勢いに追いつくことは出来ず、競馬板の勝利に終わる。
競馬板の意気込みは凄まじいの一言だが、かといって、議員・選挙やゲーハーにやる気が無かったわけではない。
議員・選挙は本選に入ってからこれまで、選挙ウォッチャならではの優れたトーナメント分析を行ってきた。
しかし、皮肉にも選挙を知りすぎていることが裏目に出てしまったようだ。
今後もこれまでのように、冷静なその瞳でこのトーナメントを分析してくれると嬉しい。
ゲーハー選対は、常に板内で激論が繰り広げられているにも関わらず、極めて爽やかなものであった。

【第32組(6/8)】
・「モ娘(狼)」 vs 「半角二次元」 vs 「未来技術」
本選第一回戦最後の組。まさに最後を飾るにふさわしい激戦となった第32組。
その勢いは他の組を圧倒するほどのものであった。モ娘(狼)(以下、狼)は、予選以上の勢いであった。
対するは、狼の強さを知っており、そのためにかなり以前より各板に根回しをしてきた半角二次元(以下、虹板)。
狼vs虹板+ダウソ+他板連合の構図。基本的にリードするは、ほぼ単体で圧倒的な力を見せつける狼。
これに加えて、それまで祭りを楽しむために気に入った板に投票を続けてきたことで、その感謝票が狼に集まる。
これは孤独であった狼選対を感動させた。また、第28組でのハングル総督府の敗退で、狼には微塵の油断もない。
勝負もさる事ながら、狼の目標は前人未到の3000票越えであった。
この最強とも言える強豪を打倒せんと虹板も通例では考えられないほど奮闘ぶり。
エロ禁止のため自板に用意した支援物資スレに、多くの優れたエロCGを投下しつづけ、浮動票獲得にも余念がない。
最終的な勝者は、3000を達成した狼であったが、虹板も一回戦全体の得票数で第2位という凄まじい戦いぶり。
しかし、戦後には遺恨はほとんど残らない爽やかなものであった。むしろ、この方が注目すべき点であろう。
こんなにも素晴らしい試合を見せてくれた両板に、心からありがとうと言いたい。


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Dブロックは前述のとおり、地獄のブロックといわれていた。
前半はB・Cブロックの流れを引き継ぐかのごとくマターリしたものであったが、
後半は予選での強豪が集中してしまった悲劇と言う側面では正しいかもしれない。
しかし、実際の試合展開では、とても地獄とは言えなかった。
それぞれの組の票数は凄まじいものとなったが、それぞれの試合は極めて爽やかで、素晴らしい名試合が続出した。

これから一対一の2回戦に突入する。(むしろ、これを書いている間に2回戦はその優れた試合が続行している)
今後の流れは一体どうなるのであろうか?

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