元のスレッド

■■■恥の多い生涯を送って来ました。■■■

1 名前:ちたん ◆Never/.E :02/07/02 03:22 ID:mnjXqcaM
人間は、
めしを食うために生きているのだ、
という説は聞いた事があるような気がするけれども、金のために生きている、
という言葉は、耳にした事が無い、いや、しかし、ことに依ると、……いや、
それもわからない、……考えれば考えるほど、自分には、わからなくなり、
自分ひとり全く変っているような、不安と恐怖に襲われるばかりなのです。
自分は隣人と、ほとんど会話が出来ません。何を、どう言ったらいいのか、
わからないのです。

そこで考え出したのは、道化でした。

それは、自分の、人間に対する最後の求愛でした。自分は、
人間を極度に恐れていながら、それでいて、人間を、
どうしても思い切れなかったらしいのです。
そうして自分は、この道化の一線でわずかに人間につながる事が
出来たのでした。おもてでは、絶えず笑顔をつくりながらも、内心は必死の、
それこそ千番に一番の兼ね合いとでもいうべき危機一髪の、
油汗流してのサーヴィスでした。


戻る
DAT2HTML 0.26 Converted.