元のスレッド
- 1 名前: :00/03/04 17:19 ID:mrFjzSCQ
-
- 2 名前:鼻血 ◆HANAUU2A :00/03/04 17:20 ID:9IdhWLC2
- 鼻血
- 3 名前:名無しさん :00/03/04 17:20 ID:7Zc76KhQ
- *・゚・*:。.。.:*・゚゚・*:.。.。.:*・゚・*
∫
/⌒⌒ヽ @@@@
ヽ(=`Д´=)ノヽ(@`Д´@)ノ
|____| ノ~^^'^~ヽ
( | | | | |) ノ,,,,,,,,;;,,,,;::ゝ
ノ ̄ ̄ヽ ノ ヽ
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- 4 名前:名無しさん :00/03/04 17:20 ID:IXH8m1KM
- バートン氏ね
- 5 名前:名無しさん :00/03/04 17:21 ID:mrFjzSCQ
- @
1人の救世主がこの地上にやってこられた。お生まれになったのは、
インディアナの聖地。お育ちになったのはフォートウェインにある神秘の丘。
A
救世主はまずインディアナの公立学校でこの世界のことを学ばれた。
卒業後は、自動車の修理工となられ、その仕事を通じてまた新たなこともお知りになった。
B
しかし、救世主は、他の土地や、他の学校、ずっと前に生きていた時のことも、
憶えておられたのである。
その思い出としての知識は、この世界で強く賢く生きていくのにとても役に立った。
C
救世主が、御自身のことを救世主として自覚なされ始めたのと、
それを知った人々が相談にやってくるようになったのとはほとんど同時であった。
D
救世主は信じておられた。いかなる人であっても自分を神の子だと
考えるのはもっともなことだと。
人々は集まり始めていた。救世主の教えや、御手が触れることを求める人々は増え続けた。
救世主がお働きになる店や工場だけでなく、表の通りでも人々は溢れていた。
お歩きになる救世主の影が自分の上に重なることによって、生き方をより良く変えようとする人々であった。
- 6 名前:名無しさん :00/03/04 17:21 ID:mrFjzSCQ
- E
ある時、自動車修理工場の経営者が救世主に出てゆくことを命じた。
救世主に会うため、人々があまり多く詰愛人て、工場の仕事が全くできなくなったためである。
F
救世主は自動車修理工場を出られた。郊外へと向かわれた。
後についてきた人々は救世主のことを 自動車修理の〜さん ではなく、
ちゃんと救世主、奇跡を行う人物と呼び始めた。
人々はそれを信じた。救世主は現実に、数々の奇跡をおこされたからである。
G
救世主がお話しておられる時に例えば暴風雨がやってきたとする。もちろん屋外である。
聴衆は濡れることがなく、稲妻が走り雷が爆撃のように鳴り響いても、救世主の御声ははっきりと届いた。
H
救世主の深く静かな声。
「健康や病気、富裕と貧困、自由と奴隷、これらを受け入れるかどうか、決めるのは私達です。
運命を支配するのは私達自身であって、他の誰でもない。」
I
と言われた時に1人の男が質問した。
「救世主様、あなたにしてみればそれはたやすいことかも知れません。
なぜなら、あなたには私達と違って神のお導きがあるし、私達みたいに苦労もしないでしょうし、
私達は働かなくてはならないのです。」
- 7 名前:鼻血 ◆HANAUU2A :00/03/04 17:22 ID:ElhnyQPg
- 結局は救世主でも鼻血は出すってこった
- 8 名前:名無しさん :00/03/04 17:23 ID:mrFjzSCQ
- J
救世主はやっぱり寓話がお好きだった。
「昔、大きな川の底に村があった。
遠くからみると一本の水晶のように光るほどきれいに澄んだ大きな川だった。
その川に生き物の住む村があった」
K
寓話続く。
「川の水は全ての生き物の上を静かに、優しく撫でるように流れていた。
全ての上を、平等に、若者、老人、金持ち、貧乏人、善良なるもの悪しきもの、全ての上を。
水晶のように澄んだ川であることだけを知ってるかのように、川自身それを知ってるかのような、自然の流れだった」
L
生き物は、川底の小枝や小石につかまって生きていた。そのしがみつく方法やつかまるものは様々だったが、
流れに逆らうということが彼らの生活様式の根本だったわけだ。生まれた時からそうしてきたのだから」
M
寓話は続いている。
「しかし、生き物の中の1人が叫び出す日が来た。
『もうあきあきだ。こんな風にしがみついているのには完全に飽きた。
見たわけじゃないが、この川の流れは優しいし、どこへ出るのか教えてくれそうな気がする。
連れてって欲しいよ俺は、このままだと退屈で死んじゃうよ。あんたらそうは思わないかい?』」
N
「他の生き物は、そうは思わなかった。叫び出した奴を笑うのもいたくらいだ。
『お前はバカだな、手を離してどっか行ってみな、お前の大好きなこの川の流れは、
少しずつお前を弱らせて、体に穴を開けるくらい軽く石にぶつけたりして、最後に、
岩に叩きつけて殺してしまうんだ。退屈で死ぬよりも確実だぜこれは』」
- 9 名前:名無しさん :00/03/04 17:23 ID:mrFjzSCQ
- O
救世主のお好きな寓話は続く。
「しかし、彼はみんなの言うことなど聞きたくなかった。それくらい退屈していた。
それで大きく息を吸うとパッと手を離してしまった。
とたんに流れに巻き込まれて岩に激突した」
P
「ところが、彼はそれでもその岩にしがみつくのを嫌がったので、
流れは彼の体を再び揺り動かして川底からすくい上げ、それ以上傷を受けることはなかった」
Q
「下流へ来ると、彼を初めて見る生き物達が興奮して叫んだ。
『おい、ちょっと見てみろ、あいつ飛んでるぞ、奇跡をおこしてる、
あれはきっと救世主だ、俺達を助けてくれる人だよきっと』」
R
「流れに乗ったものは彼らに向かって言ってやった。
『救世主なんかじゃない、あんたらと同じさ、思い切って手を離しさえすればいいんだ、
流れはすくい上げてくれるよ。自由にしてくれる、手を離すんだ、それしかない』」
S
「それでもしがみついた岩から手を離すものはいなかった。
さらに“救世主”“救世主”と叫び続けた。
しかし、停まって止まっているもの達には、流れ下っている彼の姿は一瞬しか見えはしない。
飛ぶように流れる一個の生き物のことはすぐに伝説として語られ始めた。」
- 10 名前:名無しさん :00/03/04 17:24 ID:mrFjzSCQ
- 21
寓話をお話になる度に、日一日と群衆の数が増えていくのを、救世主はお気付きになられた。
全くそれはすごかった。群衆は熱狂的で、私らに食べ物を、私らの子供の病気を治して下さい、私らと共に生きて下さい、
と口々に叫び続けた。そのうちに救世主は、1人で丘にお登りになり、神に祈られた。次のようなことを。
22
「神よ、預言者イザヤよ、こういうことが私に与えられたお仕事なのですか?
どうも手に負えません、私を解放して下さい、私にはできない、他の人の悩みなど本来関係ないものだ、
一万人の嘆きが一生付いてまわるなんて、ゾッとします。
まあ、こうなったことに対する責任は全て私にありますが、それが神よ、あなたの御心なのですか?
私はエンジンオイルの匂いがなつかしいです、他の者と同じ生活にもう一度戻ってはいけませんか?」
23
神の答えが返ってきた。男の声でも女の声でもない、大きくも小さくもない優しい声で。
「私の意志じゃない、君の言うことはわかるよ、君がおもってることは、
君のためを思う私が考えていることと同じだからね、君の好きなようにしなさい、
そこの世界でうまくやっていきなさい」
24
その答えを聞いて、救世主は大変喜ばれた。まず感謝の言葉を簡単に述べられ、次には自動車修理工愛唱歌集より
“ユア・チーティン・ハート”をハミングされながら、丘を降りて来られた。群衆は苛立っていた。
再び救世主を取り囲んだ。様々な苦悩や要求を叫びながら追った。
そこで救世主は群衆の真中めがけて微笑み、楽しそうなお声でこう言われた。
「ええと、私はこの仕事をやめるんだよ」
25
群衆はあまりの驚きに静まり返ってしまった。
- 11 名前:名無しさん :00/03/04 17:24 ID:mrFjzSCQ
- 26
静けさの中、救世主のお声はよく響いた。
「ねえ君たち、私はさっき神に向かって聞いてきた。
『私はどんな犠牲を払おうとも何よりもまずこの苦悩に満ちた世の中を救いたいのです』
とね。すると神は、私のなすべきことをお教えになった。
私は神の言うことに従うべきでしょうかね?」
27
群衆は「もちろんだ!」と口を合わせて叫んだ。
「当たり前です、神がお望みになるのなら地獄の責め苦も喜んで受けるべきです」
静けさの後のどよめきは恐ろしい音量となって、救世主は思わず耳をふさがれたりした。
28
「首を吊られようと、磔にされて火で焼かれようとも光栄だと思うべきです。それが神の御心ならば」
そう群衆は答えた。
29
「うん、それではどうかな」と救世主は再び尋ねられた。
群衆のざわめきは続いていて、大声をお出しにならなくてはいけなかった。
「もし、神が君達の目の前にお立ちになって、『これから先ずっと、この世界で幸福に生きることを命ずる』
とおっしゃられたら、その時君達はどうしますか?」
30
群衆は答えられなかった。ざわめきも止み、沈黙が一帯を支配したのだ。
- 12 名前:名無しさん :00/03/04 17:26 ID:mrFjzSCQ
- 31
救世主は、大きな沈黙の固まりになってしまった群衆に向かって、言われた。
「ええと、私は自分が好まない道は歩くまいと思うのですよ。私が学んだのはまさにこのことなんです。
だから、君達も、人に頼ったりしないで自分の好きなように生きなさい、
そのためにも、私はどこかに行ってしまおうと決めたんです」
32
救世主は群衆の間を抜け、エンジンオイルの匂いの方へとお歩きになった。
不思議なことに、救世主が群衆の中に混じった時には、その中の一人一人と見分けがつかなくなってしまった。
〜終〜
- 13 名前:名無しさん :00/03/04 17:28 ID:ubskmglw
- 壁|Д゚彡 <…
- 14 名前:名無しさん :00/03/04 17:30 ID:C0EIEMMc
- そんなことより3号なんだけどさ
スレどこだよ、馬鹿や労
- 15 名前:名無しさん :00/03/04 17:48 ID:mrFjzSCQ
- ぼくもわからんよ馬鹿や労
- 16 名前:名無しさん :00/03/04 17:48 ID:mrFjzSCQ
- ラウンジクラシック2015
〜第一章〜
時は2015年10月28日例年より寒い秋の午後少し曇り気味なここはある関東の郊外の
霊園、(バートン)「ロンリー!早くっみんなもう来てるよ」呼ばれて振り返ると
そこには見慣れた大柄なそれでいて人のよさそうな30ぐらいの男が走ってきていた
(俺)「バートン、みんなそろったかい?」
〜第二章〜
バ「ああ、みんなもう墓前に集まっているよ。さあ俺たちも行こうか。」このバートンとは
若いときに知り合って以来よく会っていた中である。何故今日この霊園にいるかといえば
もうかれこれ13年前に知ったある巨大な掲示板の知り合いたちと年に一回の通称OFF
という集まりである。
〜第参章〜
そして今日は実はそこの仲間たちの長い間リーダー的存在だった{でちゅ}という
男のおまいりもかねてここに集まっているのであった。この{でちゅ}はその掲示板を
知ったときからいた男である。みんなは彼のことをふざけてたりしていたが
しかしだれもが彼のことを嫌ってはいなかった。それで彼は今年の3月に心臓病で亡くなった。
家が近所のものはすでに葬式や墓参りなどをすませていたが俺やバートンは大阪それに全国に
みんな散らばっているので今日このOFFでみんなで参りにきたわけだ。
〜第四章〜
「あーんお兄ちゃんがいじめるー」「こらっ零太をいじめないの!」そう子供を叱っていたのは
少しぽっちゃりした中年とはいかないまでも少し老けた女性がいた。俺「01ひさしぶり!」そうこの
女性もいわゆる昔からの知り合いである。01「あんたも元気そうだね、この子らもあんたみたいに
わがままで手が焼けるよ」バートン「ははははでも子供は元気なほうがいいよ」01「あああんたも
元気そうだね。それにみんなも来てるよ」そういわれて見渡すと懐かしい顔がたくさんあった。
- 17 名前:名無しさん :00/03/04 17:49 ID:mrFjzSCQ
- 〜第五章〜
そこにはラクツー、不道楽、プラ個、ハニャーん、パピヨン、もも、FUU、・・・・・・・・・
どれもこれもすっかり覚えた名前ばかりがいた。そのほかにもこれまでにきた新しい奴も含めて
総勢50名ちかくはいた。不道楽「じゃあみなさん順番におまいりして各自次の集合場所に行ってください。」
そういって束ねているのはこれもまた古くからの知り合いである。そこに突然「よう!」と話しかけてくる
男がいた。
〜第六章〜
「びゃうた!」そこには少し気難しそうなそれでいてなにか風格のある男が立っていた。
びゃ「はやくしようぜ。辛気臭いのは嫌いなんだ。バ「そこおさん!元気だった?あいかわらずだねー」
びゃ「おおバートンも!それにしてもでちゅのやろう自分も管理できないでバカやろーが。」
そういいつつもその手には数珠がしっかり握られていた。数珠なんて女性のほかに数人しか持ってきていない
のに、そういう俺もバートンも花の一つもみんなで買うことになっていたので手ぶらだった。
- 18 名前:名無しさん :00/03/04 17:50 ID:mrFjzSCQ
- 〜第七章〜
みんなでが次々に拝んでいる最中、(俺もこれだけ人に慕われて死ぬなら幸せかもな)なんて思いながら並んでいた、
そして拝み終わるともうみんな各自予約してある店に行って数人だけだった。不「ロンリー、バートンみんな先に行ったぞ」
「ああすぐ行くバートンびゃうたと一緒にさきに行ってくれないか」バ「えっどうしたんだロンリー?」「いや少し悲しくてな
落ち着くまで一人にしてくれないか」びゃ「バートン行くぞ」バ「What michelleえっ?ああロンリーじゃあすぐこいよ」
正直悲しかったから一人になったわけでわない。まあ寂しいのわ本当だが。
〜第八章〜
なにかでちゅの死によっていままで永遠に当たり前のようにこのままつずくと思われたこの付き合いに
終わりがあることを再確認されたようで少し落ち着いて考えたかったのだ。そういえばもうかれこれ13年もの年月が
たっていたのだ。変化があるようでなかったやりとりなど思い起こしてみたりした。まあ考えてもしかたない
そう思い起こして立ち上がると一陣の風が俺の体を吹き抜けた。まるででちゅの別れの挨拶のような気がした。(あばよでちゅ)そう心の中でつぶやいた
時ふいに携帯がなってバ「ロンリー大丈夫か?」俺「ああ大丈夫だ今いくよ」びゃ「ロリコン早くしないと全部食っちまうぞ」
俺「ははっいくいく」そうして俺は霊園をあとにした10月の寒風舞う曇り空の下。
- 19 名前:名無しさん :00/03/04 17:51 ID:mrFjzSCQ
- 〜見えない絆〜 第一話 *この作品はフィクションです
「あーだりい」そういって鞄を床に放り投げる僕。そしてパソコンに電源をいれデスクトップに登録してあるいつもの
掲示板をクリックする。見ると{眠るとき上げてマーキングするスレ}というなまえのスレッドがあったそこには451:
虎男「いま仕事終わりました今日は疲れた寝ます」と書き込みがあった。彼はネット上の知り合いだ。「おつかれさま
今僕もバイト終わって帰ったばかりですゆっくり寝てくださいおやすみ」とあいさつしておく。そうすると返事に
虎男「ジェイスンさんおかえりなさい。ジェイスンさんもおつかれさまじゃあ僕は寝ますおやすみ」と、そう僕の
ネット上の名前は(ジェイスン)特に意味もなくつけた名前だ。
「あー虎寝たのかよ」僕は少し残念に思った、寅雄はこの掲示板でも比較的仲がよかったからだ。今日はバイトで少し嫌な」ことがあって
気分が」へこんでいたから寅雄にでも聞いてもらおうと思っていたからだ。そう僕の名前が南野武18歳高校三年だ。なにか目標があるわけでもなく
毎日学校とバイトの往復でつまらない毎日である。その生活のなか唯一の楽しみはこのネット上の掲示板で語る事だけ。
すると「ジェイスンおかえり今日携帯変えたよ」そう僕宛の書き込みを見つけた名前欄には(マイナス思考)とかいてあった。
かれとも仲が良くてよくしゃべっているでもあまり姿をみない。「ひさしぶりマイナスさん元気でした」
するとマイナス「ああ元気だったよ。実は今日携帯変えたんだほらZ609三万もしたよ。」
「へーいいなー俺も欲しいけどお金ないしな。」ととりとめもない話をつずけているとふと時計
を見るともう12時半だ。「僕もう眠たいので落ちさせてもらいます。おやすみ」とあいさつをすませて
パソコンの電源を切った。「ちくしょー田代の野郎そのうちぶんなぐってやる」田代とは僕の
バイト場所の先輩でとても嫌味なやつだ。今日あった嫌なこととはこいつにちょっとしたミスで
散々嫌味をいわれたことだ。考えると余計むかむかするので、「ちくしょー寝るぞ」と
電気を消して布団にもぐりこむ。しばらくして僕は眠りについた。
- 20 名前:名無しさん :00/03/04 17:53 ID:ubskmglw
-
〜第二話〜
ジリリリリー 目覚ましの音で目が覚めた「あー眠い」やるきなくごそごそとおきると
支度をして学校にいく。「よったけし」振り向くとそこには友達のシンヤがいた。
「おうシンヤ学校だるいよな」と「あたりまえだもういやだよ進路がどうとか」
「ああそうだなシンヤは進路きめたか?」「フリーター」やるきのない声でシンヤは答えた。
「ああそうか就職もないしなそういえば新しいZっていまいくらぐらいだシンヤ?」
昨日のマイナスのことを思い出して聞く。「うーん3万までじゃないの。買うのか?」「ふーんやっぱ
それぐらいしてるのかいや少し欲しいだけだよ」すると一時間目のチャイムがなった。
- 21 名前:名無しさん :00/03/04 17:53 ID:mrFjzSCQ
- 〜第二話〜
ジリリリリー 目覚ましの音で目が覚めた「あー眠い」やるきなくごそごそとおきると
支度をして学校にいく。「よったけし」振り向くとそこには友達のシンヤがいた。
「おうシンヤ学校だるいよな」と「あたりまえだもういやだよ進路がどうとか」
「ああそうだなシンヤは進路きめたか?」「フリーター」やるきのない声でシンヤは答えた。
「ああそうか就職もないしなそういえば新しいZっていまいくらぐらいだシンヤ?」
昨日のマイナスのことを思い出して聞く。「うーん3万までじゃないの。買うのか?」「ふーんやっぱ
それぐらいしてるのかいや少し欲しいだけだよ」すると一時間目のチャイムがなった。
その日もとくに変化がない一日だった。あるとすれば女子の近藤マリが髪を切っていたことだ。
この近藤さんには僕は好意を抱いている。授業中近藤さんなにかあったのかなんて思いながら
一日をすごしていた。彼女はほかの男子にも人気がありいわゆる高嶺の花である。もちろん僕が
どうこうできるなんて思っていない。(さて帰るかなバイトだし)いすを立つと、なんと
友達と話していたあの近藤マリが僕に近寄ってきた。「あのさ南野君てあの駅の裏のコンビニ
で働いてるんだよね?」(えっWhat michelle?)僕は一瞬混乱した。
「あ・あああそそうだよ。」しどろもどろになりながら僕は答えた。「ふーんそうなんだ」可愛い笑みをうかべて
近藤がいう「えっどうして?」ぼくは理由が気になりきいた。「えっ?ああ!ちょっと聞いたからほんとなのかなと思って」
その顔では少し恥ずかしがってる様子である。「ああもう気にしないでじゃあバイトがんばってねさよなら。」
そういって彼女は走っていった。帰り道僕はおだやかでわなかった。(えっ?どういうこと?僕に気がある?
- 22 名前:名無しさん :00/03/04 17:54 ID:mrFjzSCQ
- バイト場所なんて聞いてもしかして彼女来るかも?)ニヤニヤしながらその日は帰った。バイト中も気がつくと顔が
ニヤケテいた。すると珍しく例の田代が「どうした南野なんかいいことあったか?」なんて聞いてくる。
「いやなんでもないっす。」
「あん?あやしいなーこいつ彼女でもできたか?」どうやら今日は田代も機嫌がいいようだ。
「いやほんとになんでもないっす。ただの思い出し笑いです。」しかしどう誰が見ても何かあったことは
きずくような態度であった。「寅雄じつは今日好きな子からしゃべりかけられたんだ。」
ネットのなかでもこの調子である。「おめでとうよかったねジェイスンがんばれよ」と返事が来るたびに
うれしかった。その日は夜も興奮して眠れなかった。なんと次の日もまた次の日も近藤マリが
しゃべりかけてくれたのである。最近毎日が楽しくてしかたない。
- 23 名前:名無しさん :00/03/04 17:55 ID:mrFjzSCQ
- 〜第三話〜
そしてある日ネットしていると、スズラン「あのジェイスンさんはあんまり喋らない女の子は
嫌いですか?」そうスズランと名乗る女らしい人物から急に質問がきた。「こんばんわはじめまして
いまいちわからないですが。おとなしい人は嫌いじゃないです。」と返事をした。(なんだこいつ
いきなりネカマか?)なんて思っていると「そうですか。じつは私好きな人がいて私はあんまり
おしゃべりとかが苦手なんで。」(ふーんそうなのか。)「そうですかじゃあがんばってください。」
そのあとベットの上で少し考えた。(うーん近藤マリは好きだけど俺には彼女とつきあえるんだろうか?
しゃべっていても彼女はあんまり楽しそうにしていないようにいつも感じられる)
(彼女がほかの男子としゃべっているときはもっと楽しんでいるみたいだし、俺には
荷が重いかもな)なんて考えていた。そしてある日バイトが終わると「南野君?」声のした
ほうを見るとたしか同じクラスの吉田こずえが立っていた。「えっと吉田さん?」そう聞くと
彼女は少し恥ずかしがりながら笑ってみせた。この吉田こずえはクラスの中でもめだたない
存在でけっしてとても美人とはいえないが顔でいえばクラスで5番には入るしかしおとなしい
性格でめだたないせいもあり、彼女を対象にしている男子はいない。「今あたし予備校が終わって帰る途中なの。
- 24 名前:名無しさん :00/03/04 17:55 ID:mrFjzSCQ
- 南野君はここで働いてるの?」そう彼女は聞いてきた。
「うんそうだよ。今俺も帰るところ。」そういうと「じゃあ一緒に途中まで帰りませんか?」いきなりの
彼女の発言に見ると恥ずかしそうに下をむいている吉田こずえがいた。あせりながらも「えっ?ああいいよ。」
と答える。帰り道なにもとくにしゃべらず二人ぎくしゃくして帰っていった。この吉田とはクラス替えのとき
前を歩く女子が財布を落としたので拾って渡したのがこの吉田である。それ以来吉田とは朝
二人どうしで会うとき挨拶を交わす程度である。なにかネットのなかのスズランみたいだななんて思った。
そして次の日
今日はバイトがないのである大きなCDショップにいっていたとくに目的もなくぶらついていると
大きな声で話すカップルが近くにいた最初は気にもとめていなかったが(南野)この単語がでてくるまでわ。
聞き耳を立てると「馬鹿だよなあいつうれしそうににやにやしやがって」「本当にそんなうれしそうなの?」
「バイト中も幸せそうな顔してよろこんでるぜ。」「あはははじゃああたしたちのなかしったら自殺するんじゃない?」
なんとバイトの田代とあの近藤マリである。僕は気が付くと家にいて泣いていた。
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