元のスレッド

スレ。

1 名前:大家投稿日:2001/08/13(月) 01:49 ID:XpysTD1s
スレたてたよ。
 
ラウンジのスレがいった場合はこちらに書き込みます。
http://corn.2ch.net/test/read.cgi?bbs=entrance&key=996907834
 
それまでは雑談とか色々と。 
うわー、避難所らしいー(w

2 名前:カイト(´ε`)ライン ★投稿日:2001/08/13(月) 01:50 ID:???
2ゲッター参上!!

3 名前:大家投稿日:2001/08/13(月) 01:50 ID:XpysTD1s
1がなんだか訳わからないのはご愛嬌。

4 名前:大家投稿日:2001/08/13(月) 01:51 ID:XpysTD1s
>>2 
ぐっ…ここでもとられるのか。

5 名前:カイト(´ε`)ライン ★投稿日:2001/08/13(月) 01:52 ID:???
まぁマターリと逝きましょ

6 名前:大家投稿日:2001/08/13(月) 01:53 ID:XpysTD1s
>>5
だね。


7 名前:Carpaccio 投稿日:2001/08/13(月) 03:06 ID:???
age進行っすか?

8 名前:大家投稿日:2001/08/13(月) 11:15 ID:???
ここならdat落ちの可能性は限りなく低そうなので
sageでも問題はないと思われますな。
ageでも問題はなさそうだけど。

9 名前:帰ってきた名無しさん投稿日:2001/08/13(月) 14:35 ID:???
今まで(3ヶ月)dat落ちの経験なしです。
(スレ乱立しないからね)
いったんageるとなかなか下がらないよ。

10 名前:も〜っと避暑地の名無しさん ◆H8Xpapa2投稿日:2001/08/13(月) 15:10 ID:???
>>9
そうだね。
自爆経験者は語る・・・・(薬

11 名前:帰ってきた名無しさん投稿日:2001/08/13(月) 20:46 ID:???
薬、、、って、ワラタ

12 名前:大家投稿日:2001/08/14(火) 02:30 ID:???
やっぱり落ちちゃった。(笑
つーことで、小説の続きはここでやらせていただくことにします。

13 名前:大家投稿日:2001/08/14(火) 16:44 ID:???
マターリと潜行もよし。

14 名前:22世紀を目指す名無しさん投稿日:2001/08/16(木) 16:45 ID:???
だからって放置はいかんぞ。

15 名前:避暑地の名無しさん投稿日:2001/08/16(木) 17:20 ID:???
うむ、本スレ落下残念保守。
誰か暇な奴で、今までの話貼りつけてくれる勇者はおらんかー。
漏れがやりたいんだが盆で忙しい。エラそうでスマソ。

16 名前:大家投稿日:2001/08/16(木) 17:26 ID:???
>>14
ごめん。
今日家に帰ってきたから書き込めなかったよ。
ちゃんと続きはここに書きます。
 
>>15
おれがはります。
 
ということでもう少ししてからここに今までの話を貼り付けます。
一部修正予定。

17 名前:大家投稿日:2001/08/16(木) 18:08 ID:???
餅の小説の外伝的存在で小説を書いていきます。
つじつま合わないところとか文章下手とか色々ありますが
それでもよければマターリとみてください。

一応過去ログ。

ああ・・・
http://corn.2ch.net/test/read.cgi?bbs=entrance&key=../kako/994/994324413
 
(タイトル欄空欄)
http://corn.2ch.net/test/read.cgi?bbs=entrance&key=../kako/996/996907834

daat落ちしませんように…。


18 名前:大家投稿日:2001/08/16(木) 18:09 ID:???
〜〜無題〜〜

今日も昼過ぎに目がさめた。
列車の音が聞こえる。ここに越してきた当初は騒音以外のなにものでもなかった列車の音だが、
今はもう目覚まし代わりになっている。
列車の音より数段小さな音で一生懸命に起こそうとしていた目覚し時計を止めて布団からおきだした。
部屋の中はむわっとした熱気に包まれていてとても不快な気分だ。
早く窓を開けよう。 熱気の中を泳いでいるような気分になりながら窓のほうに近づいた。
少しして、列車の音が遠ざかっていくとそれにあわせたかのように蝉が一斉に鳴きはじめた。
一体この蝉の声はどこから聞こえてくるのだろう?

今日も昨日と変わらず暑い。
薄手のタオルケット一枚で寝ていたのに下着がしっとりと濡れている。
今日は何回下着を交換する事になるだろうか。
窓を開け、その下にペタリと座り込み、外を眺める。 いつもの姿勢。
普段何かくだらない事を考える時やただ何も考えずにいたい時などついここに座ってしまう。
つまり暇なときは大体ここにいるということだ。

今、住んでいるアパートは2階で、道路に面しているので、ここから外を見渡すと通りが見える。
ここの周辺は一言でいうと下町という言葉が良く似合う。
狭い道路で元気よく遊ぶ子供たち、大切な宝物をそばでやさしく見守っている母親たち。
道路には色とりどりのチョークの線がはしり、その上を子供たちがリズミカルに飛び跳ねている。
最近ではとんと見ることがなくなってきたこんなどこか懐かしい風景がまだこの町に残っているのをこうして見ていると
なんだかだんだんとうれしくなってくる。


19 名前:大家投稿日:2001/08/16(木) 18:09 ID:???
道路をはさんですぐ向かいに茂名商店が見える。
誰もが○○商店と言ったらイメージするであろう、その外観。
入り口の上には緑と白のビニールで出来た日よけ、その下にはガチャガチャがありその両脇には電話ボックスと自動販売機がある。
茂名商店を経営しているのは、お婆さんひとり。 本名は不明、不明といっても看板に「茂名商店」と書かれているのだから
苗字が茂名だとは予想される。

子供のころ、このアパートに住んでいたときはお婆さんによく世話になった。
両親の仕事の都合でたった一年しか住んでいなかったのだが、まるでもう一人孫が出来たといわんばかりに可愛がってくれた。
毎日のようにお婆さんの元へ走って行き、いろいろ話をしてくれとせがんだものだ。
お婆さんはいやな顔ひとつせずに様々な話をしてくれた。
特に興味深かったのはこの町の―――

突然ノレパン三世のメロディが鳴った。
ハッと現実に引き戻されて音の鳴るほうに目をむけると携帯電話のランプが緑色に光っていた。
ふう、とため息をつき、携帯電話を取る。
内容は仕事についてのことだった。
納期がなんたらとか、ここには取り立てて書くことの無い事柄。
5〜6分相手と話し、電話を切って立ち上がった。
生気の無い足取りでふらふらと数メートル先の机に向かう。

椅子に座り、パソコンを立ち上げる。
「ブゥン」とモニターの音。
ハードディスクが仕事開始を喜ぶかのように、カリカリと小気味良い音を立て始める。

気だるい午後。
僕は2chに接続していた。
いつのまにか外は曇っており、今にも雨が天からこぼれ落ちそうになっていた。



20 名前:大家投稿日:2001/08/16(木) 18:10 ID:???
―2―

ラウンジ。
ここで勤務するようになって約半年。
僕の主な仕事は荒らし対処と、板を盛り上げるための書き込み──
プロ固定と言われる職業についている。
少し昔はプロ固定をどこぞの山奥に軟禁状態で書き込みをさせつづけていたらしいという噂がマスコミを一時期賑わせたが、
結局事件は泥沼化して、ほとんど捜査らしい捜査ははされていない。
なんでも、そこの地下で人体実験が行われていたとか、人間猫を見たとか、脳みそのみで書き込みを続けているとかオカルトチックな
噂が飛び交い、オカルト板住人が色めきたっていて、「2chの本拠地をみつけたんですけど」などといったスレが1日でpart30を軽く超えたりしていた。
ついでに類似スレが爆発的に立ち、それらにくわえて煽りや騙り、しまいにはブラクラや肢体画像まで入り乱れ、
その削除支援に一日中モニターの前にはりついていたのも今となっては懐かしい。
と、いってもつい先月のことだが。

今は昔と違い、(といっても僕の場合は最初からこうだったのだが。)自宅から2chに接続し、書き込みを行っている。
先に、僕の仕事はプロ固定だと言ったが、厳密には少し違う。
固定ハンドルはもっているが、仕事上では現在、名無しさんの名前を使っている。

一通りスレッドを眺めてみる。
特に動きは無い。この時間帯は昼休みが終了したころなので丁度人が少なくなり始めている時間帯である。
かちゅ〜しゃ風のブラウザには、現在ラウンジにつなげている人数、一定時間内の書き込み数、などのデータが表示されている。
その中には時間内に一番レスのついているスレッドのタイトルがあり、それをクリックすると1〜10位のスレッドが一覧で表示される。
相変わらずリロスレは根強い人気があり、現在6位をキープしている。
このスレッドを立てた本家なぐとは今年行われた牛丼オフの時に一度会ったことがある。
最初の頃の噂では単なるデブオタと聞いていたが、いたって普通の好青年だったことをここに付け加えておこう。
まあ、それは別にどうでもよいことなのだが。


21 名前:大家投稿日:2001/08/16(木) 18:10 ID:???
ふと思い立ち、スタンバイ状態になっていたパソコンの前に座り、2chを開く。
ボタンを数回クリックし、入力を求める画面が表示される。 僕は僕でも気がついていなかったが、手が少し震えていた。
その手で求めるべき文字を入力する。

[検索対象板 ラウンジ]
[検索対象   全レス]
[検索対象者 餅]

先に述べたブラウザの機能には、固定の書き込みを一覧で見ることが出来る。
これはプロ固定(プロ名無し)に与えたれた特権のひとつだ。

OKをクリックし、しばらく待つ。

   ・
   ・
   ・
   ・

 [該当する項目はありません]

………?
おかしい。 餅の書き込みがひとつもヒットしない…?
もう一度検索してみるが、やはりヒットしない。
…餅の発言がすべて消されている……?


22 名前:大家投稿日:2001/08/16(木) 18:10 ID:???
──3──

餅が書き込みしなくなってから少したって「餅が死んだ!」みたいなスレが立ったが、10もいかずに削除されてしまった。
そのことに対して名無しさんや固定が議論していた。
僕もなぜ削除されたのか疑問に思ったのだが、最近スレ削除を覚えた削除人がいたことを
思い出し、なんとなく個人情報っぽいから削除してしまったのだとその時はそう結論付けていた。

しかし…餅の発言が全て削除されていることを考えると…

僕はもともと探偵でもなんでもない。
子供の頃に探偵ごっこをした程度だ。
探偵小説は少し読んだけど、それでも別に探偵になりたいとか思ったことは無かった。

椅子から立ち上がり、外に出る支度をする。

なるべくならもめごとにはかかわりたくないし、
なんていったって、餅とは知り合いでもなんでもない。

靴をはき、ドアノブに手をかける。

餅がいなくたってなんなんだ?
第一、出張しているだけかもしれないじゃないか。

僕は、いつの間にか外に出ていた。
「知りたい」ただ、それだけの為に。


23 名前:大家投稿日:2001/08/16(木) 18:11 ID:???
16時……

地下鉄から降りて、地上にあがると熱気がむわっと攻めてきた。
まだまだ、暑い。

賑わっている地下鉄周辺から数メートルあるくと一気に寂れたところに出る。
誰も住んでいないような古ぼけた平屋が並び、
それと不釣合いに大きなビル(といっても4〜5階建てだが)がポツポツと並んでいる。
僕はそのなかでも一番大きく、古いビルの前に立った。
中に入り、3階までのぼる。結構急な階段で、
最近運動不足なこともあり目的の玄関までついたころには汗だくになってしまった。

ドアには、「西村事務所 クレアラシル」とかかれている。
その脇にはカードを通すスリットが。 そのにIDカードを通そうとして中に入ろうとしたときに、
ちょっとした問題があることに気が付いた。

それは、ここに入る理由だ。
普通、ここへは月いちで行われる月朝礼と、2ch側から非常呼集があるときぐらいしか入ることが無い。
それ以外の問題は主にメールと電話で行われるのだ。
給料も銀行振込だし、給与明細は郵送されてくる。
つまり、よっぽどの理由が無い場合、ここにはいっても怪しまれるだけなのだ。



24 名前:大家投稿日:2001/08/16(木) 18:12 ID:???
僕は西村事務所を後にした。
今、西村事務所に入っても情報を得ることは難しいと判断したからである。
ましてやよくよく考えてみたら、そこで餅の個人情報を引き出そうなんて全く持って不可能。
ネオ麦茶やなな☆ーしがキリ番とるようなものだ。

僕は寂れた地域から移動して、喫茶店に行き、コーヒーとサンドイッチを頼んで休憩することにした。
窓から外をぼんやりと眺めて、考えを整理する。
「何故、餅はラウンジから黙って姿を消したのか?」
「何故、餅の発言だけ消されているのか?」

まったくわからなかった。
何故餅が消えたか?だって?そんなこと、わかるはずが無いじゃないか。
第一、仕事の都合で接続できなくなったとか、電話料金滞納で電話止められたとか…。
気が付くと、ウエイトレスがおどおどしながら傍らに立っていた。
「あのう、コーヒーとサンドイッチ、お待たせしました…」
ウエイトレスは、僕がコーヒーとサンドイッチがいつまでたってもこないと怒っているのかと思っているようだ。
「あ、ああ、ありがとう。」僕は出来る限りの最大限の笑顔でこたえた。
それが逆にウエイトレスをおびえさせたらしく、伝票をおいて一目散に逃げてしまった。
「………。」
僕はもそもそとサンドイッチを食べ、コーヒーで流し込んで喫茶店をあとにした。
気が付くともう17時半になっていた。



25 名前:大家投稿日:2001/08/16(木) 18:13 ID:???
〜〜4〜〜

簡単な食事を済ませ、喫茶店を出ると雨が降ってきた。
どうして傘を持ってきていない今日に限ってふるのだろう、とことんついていない。
今日の降水確率はたしか30%程度だったはずなのに。
とことん今日はついていない気分になる。ここから地下鉄まで走って10分、歩けば20分以上かかるだろう。
走って帰ろうと思ったが、ふと、ここで少し悩んだ。
歩いて帰るのと、走って帰るのとでは、どちらが濡れるのだろうか?雨の降り具合が一定であれば、
体に降りかかる水滴の量はほとんど変わらないのではないか?
歩いてゆけば当然ずぶ濡れになるが、かといって走れば走る分だけ体にたくさんの水滴がかかることになるだろう。
そんなことを考えているうちにどんどん雨は激しくなってゆく、
しまった。くだらない事を考えているうちに走って帰ればよかった。
どうせ結局はずぶ濡れになるんだし。

喫茶店から向かいの通りを見るとコンビニが見えた。
最近うちの近所にも出来たローソンだ。
大急ぎで隣の通りへわたり、極力雨をさけるように意識しながらローソンへはいった。
「いらっしゃいませ〜」と半ばだらけた感じの声がした。どうやら僕が単なる雨宿りに来ただけと思っているようだ、正解。
何の気も無く、雑誌の置いてあるほうに向かい、ただ、ウロウロと店内をまわった。
ふとみるとお菓子の棚にはコアラのマーチがきちんと整頓されて置いてある。
「この六角形の物体を見栄えよく並べるにはかなり苦労する」と本家なぐがどこかで言ってたっけ、などと考えつつそこを素通りする。
別にお菓子など食べたいと思わないし、第一、今、持ち合わせの金に余裕が無かった。
地下鉄の分と、今日の夕飯の材料も買わないと。
丁度ぐるりと一周し、再び雑誌の前を通り過ぎようとしたとき、週刊誌の見出しに目を奪われた。

「2ちゃんねるの最期 !!? 管理人の西村博之氏、行方不明!!!!!?」


26 名前:大家投稿日:2001/08/16(木) 18:13 ID:???
一瞬目を疑ったが、間違いは無かった。ドラゴンボール並に多いびっくりマークの脇に極力目立たないように
?がいるのが気になるが僕はその雑誌をもって、レジへ向かった。
店員はさぞかしあせったであろう、だって、単なる雨宿りの冷やかしの客が、
これ、この通りちゃんと買い物をする客に成り上がったのだから。
「ありがとうございました〜」多少、さっきよりは色づいた声を背に、僕はローソンをでた。
どうせだったらついでにうまい棒のひとつでも買っていけばよかったかな?

ほんの4〜5分の間にタイミングよく雨がやんでいるのを確認して、今日はそんなに運が悪いわけでもないような気がした。


27 名前:大家投稿日:2001/08/16(木) 18:14 ID:???
───5───

僕は急いで地下鉄から降りるとどこにも寄り道せずにアパートに帰った。
部屋にはいり、鍵をかけて一息ついたときに、まだ夕飯の買い物をしていないことに気が付き、軽く舌打ちをした。
新聞紙入れから落ちた郵便物を拾い集め、テーブルの上に置く。
テレビをつけて一息ついたところで問題の雑誌を読もうと思ったらまたもや軽快なノレパン三世の曲が。
僕は適当にその雑誌をパラパラめくりながら携帯を取った。
「あ、どうもこんにちは〜」と、女性の声。
…聞き覚えはあるのだが誰かはわからない。
「もしもし…えーと」続きが思いつかない。知らない相手が初対面でこんなにもフレンドリーに接してくることなどは今まで数えるぐらいしかなかった。
サラ金とネズミ講ぐらい。
と、いっても一度もお世話になったことは無いし、これからもお世話になる予定は一度も無い。
金はないがそこまで困ってはいないし、稼ごうと思えばラウンジにレスをしまくればよいのだから。
しかし奴らはしつこく、どこで調べたか友人の名前まで出して接触を図ろうとする。
「○○様からの紹介で〜一度ご来店願いますか〜」とか、
「中学校の時いっしょだった◇◆よ!覚えてる?今からとっても得する話しを…」とか、もう、ウンザリ。
だまされたことはないが、毎年この時期に虫のようにわいて電話攻撃をしかけてくる。
と、いうよりどこからこの電話番号を知ったのだろうか?


28 名前:大家投稿日:2001/08/16(木) 18:15 ID:???
しかし電話の相手はサラ金でもネズミ講でもなかった。
「あ、こちらは西村事務所クレアラシルのものですが」
なるほど、こうきたか、これは意外といえば意外。
まさか玄関前までいって引き返したラウンジ事務所から電話がかかってくるとは。
受付嬢は続けた。「これから緊急の集合があるので急いで来て下さい。」と。
なんてことだろう、やっぱり今日はついていない、結局は行くんじゃないか、
夕飯の買い物にもいってないし、これから週刊誌を読もうと思っていたのに。
こんなことだったらあの時事務所のドアを開けて入ってゆけばよかった。
「…あの?もしもし?もしもし?」こちらの気配を察してか、
受付嬢はおずおずと話し掛けてくる。
まるでさっきの喫茶店のウエイトレスみたいじゃないか。
なんだか今日という日をもう一度繰り返している錯覚に陥った。
「ああ、はい、今から向かいます…」それだけ告げて僕は濡れた服を着替え、
今度は念のため傘を持って外出した。

29 名前:大家投稿日:2001/08/16(木) 18:16 ID:???
≡≡6≡≡

僕が丁度西村事務所クレアラシルについたときには、玄関の前で黒服が待っていた。
僕を確認すると、無言でドアをあけ、中に入れとジェスチャーした。
どうやら僕で最後だったらしく、ドアの脇に立っていた黒服の男が後ろ手にドアを閉め、鍵をかけた。
廊下を少し進むと突き当たりに大きなドアがあった。ドアの上には「会議室」とかかれている。黒服はポケットから鍵をだして
それをドアに差し込んだ。
重々しい音とともにドアが開き、ふたたび黒服が、「入れ」とあごを動かした。
この黒服はさっきからなぜしゃべらないのだろう?風邪を引いているのだろうか、もしかしたら変な声なのかも。

部屋に入ると数人の男女が一斉にこちらを見た。僕は少しだけ会釈をして適当に空いている席に座る。
大き目のふかふかの椅子。
あらためてぐるりと見回してみる、この部屋に通されたのは初めてだ。
といっても事務所に来たこと自体、まだたった2回しかない。
実はプロ名無しになってから半年になろうとするが、一度しか月朝礼に出たことは無い、月朝礼があると聞いて参加してみたが、
僕以外誰も月朝礼に参加しているものはいなかった。
そのときここの取締役を務めている女性コテハン(名前を忘れてしまった)はこういった。
「ま、他の板のプロ固定や名無しさんたちも似たようなものよ、気にしないで。」と。
だからこうして改めてラウンジのプロ固定やプロ名無しさんたちを見るのは初めてといっても過言ではない。
それは無効も同じらしく、眉をひそめる男や(゚Д゚)ハァ?と、いった顔をしているものもいるし、
こちらを横目で見ながらヒソヒソ話しをしている女性二人、さらにこちらをみないでなにやらぶつぶつ呟いている男もいた。

「はい、じゃあ、これでみんな集まりましたね。」と、いいながら隣の部屋から一人の女性が入ってきた。
なかなかの美人だ、すらっとした長い足、黒く長い長髪はくせの無いストレート、背は女性にしては結構高く、ぴしっとスーツを着こなしている。
その動作一つ一つに知性を感じさせ、隙がなさそうというのがパッと見た印象だ。
その女性は続けていった。
「どうも、私がcorn・mentai鯖管理人兼、西村事務所クレアラシル取締役、ひろゆ子です。」


30 名前:大家投稿日:2001/08/16(木) 18:17 ID:???
§§§7§§§

驚いた、本当に驚いた。
ほかのプロ固定たちも同じように驚いている。みんな月一の朝礼に
出ていなかったのだろうと容易に推理できる。
その証拠として、みんなの顔が(゚Д゚)ハァ?になっていた。
(゚д゚)(゚д゚)(゚д゚)(゚д゚)(゚д゚)(゚Д゚)

みんなこんな顔だった。ひろゆ子と黒服を除いて。
無理もない、みんな、ひろゆきとひろゆ子は同一人物だと思っていたのに
じつはそうではなく、別人だったのだから。
誰もが、ひろゆ子はあのタラコ唇だと思っていたのだ。
ちなみに、彼女はタラコ唇ではなかった。

ひろゆ子は黒服に目配せをし、それに気づいた黒服がプロ固定、
プロ名無しさんたちに封筒を配り始めた。
黒服がそれを配っている最中にひろゆ子が口を開いた。
「いま、配っている中身はここでは開けないでください。」
黒服が僕の目の前にきて、封筒を手渡した。
思ったより重く、おもわず落としてしまいそうになる。

「この中身については、自宅に帰ってから確認してください。
そしてそのなかに入っている書類に必ず目を通し、その内容にしたがって下さいです。。。」
「一体俺達に何をさせようっていうんだ?」
ひとりの男が立ち上がり、ひろゆ子に質問した。
僕よりは数倍がっしりした体。なにか格闘でもやっているのだろうか。


31 名前:大家投稿日:2001/08/16(木) 18:23 ID:???
「そのことについては、先ほど言いました通り、家に帰ってから確認してください。
そして今、ここにいる人たちともその内容については相談しないでください。
今、言えることはそれだけです。」
ひろゆ子はあくまでも事務的に、そして冷淡に言った。
「しかし…それだけでは説明に…」なおも食い下がろうとする男にひろゆ子は
じっと見つめた。
体の芯まで凍りつきそうなその瞳に見入られた男は
男もしぶしぶ椅子に座りなおし、かぶりをふった。よくみると顔が少し青くなっている。

「それでは、今日の集合はこれで終わりです、お疲れ様でした。」と、
そんなことにはまったくお構いなしと言った感じでひろゆ子が言うが早いが
黒服が扉を開けて「出ろ。」とは言わず、身振りでうながした。
結局最後までこの黒服は一言もしゃべらなかった。
 
「あ…あの…。」僕は口を開いた。
いっせいに僕のほうへと視線が集まる。
僕は急に鼓動が早まるのを感じていた。
ほんの10人にもみたない視線を浴びただけで
こんなにも鼓動が早くなるものかと思った。

「…まだ、なにか?」先ほどと変わらぬ口調でひろゆ子は言った。
「は、あ…はい…。 聞きたいことがありまして…」

32 名前:大家投稿日:2001/08/16(木) 18:37 ID:???
「…なんでしょう? 先ほど説明したとおり、このことについては…」
ひろゆ子がそう言い終わる前に、僕は言葉を滑り込ませた。
「ええ、今回のこの封筒の事を聞きたいのではありません。」
「では、一体何を聞きたいのですか?」
「はい。 今日、コンビニによった時に週刊誌を見たんです。週間厨房。
あ、でも、見たのは見出しだけですけど。」
「…それで?」
「その週刊誌、本日発売だったんですけどね、
妙な見出しの為にちょっと足をとめてしまったんです。 僕はそれを見て驚きました。
…あ、ひろゆ子さんはその週刊誌をご存知で?」
「知らないわ、第一、その週刊誌とラウンジになんの関係があって?」
「いえね、見出しにはこう書かれていたんですよ。 ひろゆき失踪!2ちゃんねる閉鎖か?って。」
「………。」
「ズバリ聞きたいんですけどね、ひろゆ子さん。 今、ひろゆきはどこにいるんですか?」
「…さあ、知らないわ。 それにひろゆきのことについては…」
…そこまで言いかけて、ラウンジプロ固定達の目線に気がつき、我に帰ったようだ。
「今、あなたの質問には答えられません。今は一刻も早く自宅に帰ってその封筒を開けてください。」
そう言い放ち、そして、こういった。
 
「それが今の2chにとっての最優先事項です。」

33 名前:大家投稿日:2001/08/16(木) 18:40 ID:???
僕らはのろのろと一列に並んで事務所からでた。

ビルからでると、黒塗りの車が人数分用意されていた、まるで少し昔のヤクザ映画のような光景。
僕らがとまどっていると、目の前の車の中から運転手らしき男が降りてきてこういった。
「これから個人ごとの自宅まで送らせていただきます。」


34 名前:大家投稿日:2001/08/16(木) 18:41 ID:???
<<<<<8>>>>>

まるで夢のようだった。
ひろゆ子にわたされた封筒をあけるまでは。
あのあと、事務所からひとりずつ、別々の黒塗りの車で自宅まで送ってもらったのだ。
気分はどこかの富豪みたい。
その時は上機嫌だった。

すいすいと道路を走る黒塗り。気のせいか他の車がよけてくれているみたい。
防弾ガラス越し(あとで気が付いたのだが)に見る見慣れた景色もいつもとなんだか違うようだ。
でもそれは自分のアパートを見せつけられて目が覚めた。はい、夢はここまでよ、と。
ドアをあけてもらい、深々とお辞儀されながらがたついた扉をあける。
ふと振り返るとまだお辞儀をしている。なんだか複雑な気分だ。

二階にあがり、自分の部屋に戻る。時間はもう8時になろうとしていた。
電灯をつけ、ひろゆ子からもらった封筒をテーブルの上に置いておき、タバコに火をつける。
そういえばあの事務所は禁煙だったなぁ、と考えつつ窓のほうをみると、遠くに先ほどの黒塗りが走り去ってゆくところだった。
再び封筒に目をやる。
…わざわざ一人ずつ別々に黒塗りの車で送ってまでこの封筒の内容を他者に知られたくない物がこの中に入っている……。
ここまでする必要のある封筒、中身は一体なんなのだろう。
自然とタバコをすうのをやめ、その封に手がのびる。
しかし素手ではとても開けることは出来なかった、がっちりと透明なテープで封をしている。
雑品置きからはさみを出して封筒にあて、ジョキジョキと切ってゆく。
中に入っていたのは二枚のCD-Rとファイル、それに少し小さめの箱だった。


35 名前:大家投稿日:2001/08/16(木) 18:42 ID:???
とりあえず「物」を観察してみる。
CD-Rにはそれぞれ、1、2と番号だけがふっていて、ほかには何もかかれていない。
よく市販されているCD-Rで特別製というわけでもなさそうだ。
次は箱。
手のひら大より少し大きいくらいの箱で、筆箱みたいな形をしていて、白い色。
ひとつだけ小さな穴、シャーペンの芯程度の穴があいているだけだ。
その他を良く見てみたけれども、おかしなことにどこにも継ぎ目が見当たらなく、
くるくると様々な角度から見てみたけれど、つるつるの表面には小さな穴がひとつあるだけだ。
単なる箱。。。にしてはどうもおかしい。
軽く振っても音がしない、が、中に何か入っているのは重さでなんとなくわかる。
「うーん。」
まあ、わからないものは次、次。

36 名前:大家投稿日:2001/08/16(木) 18:42 ID:???
次は書類が挟まったファイルだ。
どうやら日本語で書いてあるみたいだ、よかった。
書類の表紙はオマエモナーとギコ猫の可愛らしいAA(アスキーアート)がプリントされている。
こんなところになんとなくひろゆ子の女性らしさを感じてしまうのは男女差別だろうか?
まあ、いい、こんなときに男女差別について論じようとは思わない。
再びタバコに火をつけて表紙をめくると、こんな文章が目に飛び込んできた。

          ==[ ラウンジプロジェクト ]==

                 〜注意〜

先に述べておくが、この文章は用済み後、ただちに焼却されたい。
この書類にかかれていることはすべて極秘のものとし、ひろゆき、
もしくはひろゆ子の指示無く外部・2ちゃんねるに漏洩・もしくは書き込みすることはかたく禁じるものとする。
これはプロ固定・プロ名無し間における情報の交換、漏洩も同時に禁止するものとする。
なお、この上記に関して万が一守られなかった場合は、プロ固定・プロ名無しの地位を剥奪するだけではなく
その命を脅かすものになるであろうことをここに付け加えておく。(詳細は→79P)……

37 名前:大家投稿日:2001/08/16(木) 18:43 ID:???
∧∧∧9∧∧∧

寝覚めは悪かった。
体が重く、体を起こすのがとてもつらかった。
時計をみると、もう13時を過ぎている。
どうやら列車の音に気が付かないくらいに熟睡していたらしい。

今日も蒸し暑い。
うっかり昨日、寝るときに少しだけ窓を開けておくことを忘れてしまっていて、
部屋の中は熱気と湿気に支配されていた。
泥の中から這い出るようにのろのろと布団から出てみると、
どうやら昨日そのままの格好で寝てしまったらしく汗でしっとりと濡れている。

服を脱ぎ捨て、トランクス一丁の姿で窓際に向かい、窓を開ける。
窓を開けてもほとんど変わらなかったが、
それでも多少風が入ってくるので気がまぎれた。
手元にあったタバコに火をつけ、ゆっくりと吸う。

なんだかこの部屋に違和感を覚えた。

別に感覚のするどさは人並みかそれ以下だし、空気を読まないでレスをつけまくって
スレを潰してしまったことなど多々ある…

いや、そんな話しではなくて、この部屋のことだ。
普段どおりに変わらない部屋。
でも、何かおかしい。

38 名前:大家投稿日:2001/08/16(木) 18:43 ID:???
いつも使っているパソコン、満杯になりつつある灰皿、
昨日、買い物するのを忘れていた為にほとんど空っぽになっている冷蔵庫…
部屋の中はいつもどおりで、何もかわっていなかった。
だとしたらこの、誰かに見られているような感じはどこからくるのだろうか。

ふと、外をみてみると、茂名商店のシャッターが降りていた。
あそこは確か盆と正月以外は休まないはずだ。
ああ、違和感はこれだったのか。
風邪でも引いたのだろうか?
あとでお見舞いに行ってみよう。

39 名前:大家投稿日:2001/08/16(木) 18:44 ID:???
<<<<<10>>>>>

シャッターが降りている。
鍵でもなければ開けることは不可能だろう。
あいにく僕は鍵を持っていない、当然といえば当然なのだが。
「お婆さん!お婆さん!!」ガンガンとシャッターをたたくが反応がない。
旅行とかに行く場合などは、いつも張り紙をしているのにそれは張ってなかった。
ということは家の中にいるのだ。
もしかして病気で寝込んでいるのだろうか…それとも…もう…
いやいや、なんでも物事を悪いほうに考えるのは良くない。
きっと風邪なのだ。

そう思い直し、僕は壁にそってぐるっと裏口のほうへ回った。
木の板でできた扉があった。
そっと押してみると音もなくスッとそれは開いた。
身を滑り込ませるようにして中へと入り、そっと扉を閉めようとした。

ギギ…キィィィィィィィィイイイィィィィ…

心臓が止まりそうになった。
思い出した。この扉は閉めるときだけこんな風に嫌な音をさせるのだ。
当然家の中にも聞こえただろう、お婆さんはびっくりしてポックリ逝ったりしなかっただろうか?
死ななかったにしても確実にお婆さんの余命を縮めたに違いない。
いや、いまはそんな不謹慎なことをいっている場合ではない。
お婆さんの安否を確認しないと。


40 名前:大家投稿日:2001/08/16(木) 18:44 ID:???
茂名商店は一般的な日本家屋で、小さいながらもちゃんと庭がついている。
サ○エさんの家を想像していただければなんとなくわかっていただけるだろう。
縁側の雨戸はすべてしまっていた。
そのままその前を素通りして庭の奥のほうへ進むと勝手口をみつけた。
ここから台所へと入るのだ。
ところで、どうして僕がここの間取りに詳しいのかというと、子供の頃によく入り浸っていたからである。
別に泥棒に入ったわけでもなんでもない。

勝手口の前に立ち、ノックをしようと手をドアにあてる。
その瞬間、庭のほうから

ギギ…キィィィィィィィィイイイィィィィ…


つづく


41 名前:大家投稿日:2001/08/16(木) 18:51 ID:???
各話のリンク。
 
第一話 >>18-19
第二話 >>20-21
第三話 >>22-24
第四話 >>25-26
第五話 >>27-28
第六話 >>29
第七話 >>30-33(一部加筆)
第八話 >>34-36
第九話 >>37-38
第十話 >>39-40
 
第七話に一部加筆しました。



42 名前:大家投稿日:2001/08/16(木) 19:03 ID:???
>>40のからの続き。
 
ЖЖЖ11ЖЖЖ
 
僕は固まった。
まるで閃光弾をくらったネオ麦茶のように。
ひた、ひた、ひた、と足音が聞こえてくる。
 
どうしよう、どうしよう、どうしよう。
親戚でもきたのだろうか?それとも…

このままぼーっとした顔を晒してみようか。
「ああ、どうもこんにちは。 え?なんで人の家にいるかって?
いえですね、表のシャッターが閉まっていたものですから裏口から
駄菓子を買おうかと…」
 
…夕刊のすみに小さく載ることになりそうだ。

43 名前:大家投稿日:2001/08/16(木) 19:18 ID:???
僕は静かにドアノブを回してみた。
…よし、鍵はかかっていない。
そのままゆっくりと、そして急いでドアをあけて体を滑り込ませ、ドアを閉めて
鍵をかけた。
 
………なにをやっているのだろう…。
これで完全に不法侵入だ。
いや、庭に入った時点でもうアウトなのかもしれないけど
  ・
  ・
  ・
ドアの向こう側に人の気配がする。
ゆっくりとドアノブが回る。
  ・
  ・
  ・
僕はドアに寄りかかって必死に息を殺すことしか出来なかった。
心臓がバクバク鳴っている。
うすいドアを通して向こう側に聞こえはしないだろうか?
 
ガチャ。
鈍くドアノブが鳴る。
 
つづく

44 名前:Carpaccio 投稿日:2001/08/16(木) 20:54 ID:???
ふむふむ、期待

45 名前:15投稿日:2001/08/16(木) 22:01 ID:???
うあ、大家自らとは恐れ入るっス。
期待してるので頑張って下され。

46 名前:大家投稿日:2001/08/16(木) 22:42 ID:???
>>44
そこそこに期待していてください。(笑
>>45
やっぱり自分の小説だからね。
 
今、気がついた。


17 名前:大家 投稿日:2001/08/16(木) 18:08 ID:???
餅の小説の外伝的存在で小説を書いていきます。
つじつま合わないところとか文章下手とか色々ありますが
それでもよければマターリとみてください。

一応過去ログ。

ああ・・・
http://corn.2ch.net/test/read.cgi?bbs=entrance&key=../kako/994/994324413
 
(タイトル欄空欄)
http://corn.2ch.net/test/read.cgi?bbs=entrance&key=../kako/996/996907834

daat落ちしませんように…。
 ↑
ここ。
 
daatって…。

47 名前:(・∀・)アハー投稿日:2001/08/17(金) 18:13 ID:???
  |_Å
  ー゚*) <ツヅキドキドキ。ココハホシュヒツヨウ?
  ⊂|
  | 〇
  |∪
 ̄ ̄ ̄ ̄

48 名前:避暑地の名無しさん投稿日:2001/08/17(金) 20:06 ID:???
  |_Å
  ー゚*) <カンリニンサンノ コウイ(好意)カナ? ヒツヨウナイ ミタイ♥
  ⊂|
  | 〇
  |∪
 ̄ ̄ ̄ ̄



49 名前:大家投稿日:2001/08/18(土) 00:24 ID:???
>>47-48
感想は大歓迎です。

50 名前:大家投稿日:2001/08/18(土) 02:03 ID:???
>>43からの続き。
 
ガチャ、ガチャ…
ドアノブが数回いやな音をさせた。
しかし、鍵をかけているせいで、扉は開かない。
僕は体育座りの格好で固まっていた。
こんなにも自分が動けないことに、少しいらだちを感じていた。
 
ドアの向こうの人物はどうやら鍵を持ってはいないということが予想される。
しかし、そのほうが都合が悪い。
兄弟、親戚では無いだろう。
下手をすれば泥棒かもしれない。
 
そのとき、最悪のことが脳裏をよぎった。
あのマニュアルに書かれていることが本当だとしたら…
もしかして…
 
  ・
  ・
  ・
 
どうやら音はやんだようだ。
ドアの向こうの気配も消えている。
しかし僕はまだその場を動けなかった。
が、よろよろと起き上がると、ドアノブを確認する。
「よし…鍵はかかっている…な。」


51 名前:大家投稿日:2001/08/18(土) 02:22 ID:???
気を取り直し、台所を見渡す。
 
締め切っているせいか、部屋の中は暗い。
緑色のカーテンの間から少しだけれども光が入ってきており
部屋全体が暗い緑色に染まっている。
カーテンを開けようと思ったが、外から誰が見ているかもわからないし、
もしかしたらさっき、勝手口から進入しようとした人物がまだこの辺をうろついているかと
考えると窓を開けたり大声を出す気にはなれなかった。
 
くつを脱いで、台所にあがる。
ひんやりとした床が少しだけくすぐったく、心地が良い。
台所はさすが一人暮らしというだけあって小ぢんまりとしていて
余分なものはほとんど無いように見える。
食器類も使う分だけを出しているのか、二人分しか見当たらなかった。
子供の頃、良くここで夏にはスイカを切っているところを後ろから眺めていたものだ。
 
きしむ床の感触を懐かしみながら、奥の居間へと入ってゆく。
台所から入って左側に、雨戸が見える。ここから外に出ることが出来るのだ。
今は雨戸がしまっていて外に出ることは不可能だ。
雨戸を開けるとその向こうにあの人物がいるかもと考えると、
やはりあけることは出来ない。
 
ぐるうりと居間をみわたす。
ちゃぶ台の上には薬の袋がおいてある。
日付をみるとつい、数日前である。
やはりお婆ちゃんはここにいるのだろう。
確か一階は、居間と台所と4畳半と店内と風呂とトイレがあったはず。
僕は居間から出て、店内の駄菓子の魅力を振り切りながら4畳半の部屋へと向かうことにした。


52 名前:大家投稿日:2001/08/18(土) 02:34 ID:???
4畳半にも誰もいなかった。
その和室には生活感があまり感じられなかった。
清潔に片付けられている分、余計にそう感じたのだ。
 
僕はだんだんと大胆になりつつあった。
さっきの怯えはどこへやら、なんだかふっ切れてしまったみたいだ。
階段を上る足にも力が入る。
 
ギシ、ギシときしむ階段の音にも気にもとめずに、二階にたどりついた。
二階は確か部屋はひとつしかない。
おぼろげな記憶ではあるが、居間は非常に役に立っている。
 
ふすまの前に立ち、手をかけて開けようとした。
   ・
   ・
   ・
   ・
なんか…音がする…。
聞いたことのある音。
ふすまに耳をあてて、人の気配を感じない(はず)のを確認すると、
一気にふすまを開けた。
 
6畳くらいの和室だった。
  
そこにはパソコンがあった。
 
そして画面には…
  
2ちゃんねるのラウンジ
 
僕は誘われるようにパソコンに近づいた。
 
そして後ろに人がいることに気がつかなかったのだ。
 
画面を見た瞬間、僕は殴られて気を失っていた。
 
 
つづく…

53 名前:大家投稿日:2001/08/18(土) 02:35 ID:???
ね…眠いので寝ます。。。

54 名前:大家投稿日:2001/08/18(土) 02:40 ID:???
>>52に間違い。
 
×おぼろげな記憶ではあるが、「居間」は非常に役に立っている。
○おぼろげな記憶ではあるが、「今」は非常に役に立っている。
 
居間と今を間違えるなんて…
酒飲みながら書いたのがいけなかったのだろうか…鬱。



55 名前:避暑地の名無しさん投稿日:2001/08/18(土) 12:00 ID:???
うおう、なんか急展開?
ラウンジプロジェクトとは?おばあちゃんの安否は?そして茂名商店とは一体!?保守。
って保守しなくていーんだっけか、こっちは。

56 名前:大家投稿日:2001/08/19(日) 23:27 ID:???
続きは明日くらいにあぷします。。。

57 名前:月影餅三郎投稿日:2001/08/20(月) 19:58 ID:???
うむ、がんばっちょるな。
読者に次を期待させる急展開っていいよな。

58 名前:大家投稿日:2001/08/21(火) 10:09 ID:???
昨日は寝てしまって書けなかったです。
 
>>57
ヽ(´ー`)ノ がんばるさ。


59 名前:大家投稿日:2001/08/21(火) 22:53 ID:???
>>52の続き。
 
眠っているのだろうか、おきているのだろうか。
 
夢でも見ているのだろうか、これは現実なのか。
 
すべてが霧の中に包まれているような感じ。
 
僕と同じような体温の液体に浸って浮いているような
 
これってリアルなんだろうか。
 
    ・
    ・
    ・
    ・
    ・
 
「……し!」
誰だろう。
 
「名無…!」
呼んでいるのは。
 
「名無しさん!」
この声…どこかで………。
 
目をあけると、そこには、ハピがいた。
 
つづく。

60 名前:大家投稿日:2001/08/23(木) 22:10 ID:???
ローストビーフに一票。

61 名前:大家投稿日:2001/08/23(木) 22:10 ID:???
ああ、スレ違い。。。


62 名前:月影餅三郎投稿日:2001/08/23(木) 22:25 ID:???
>>60
恐ろしいほどの急展開だ

63 名前:大家投稿日:2001/08/23(木) 23:55 ID:???
僕は病室にいた。
スプリングの効き過ぎたベットから体を起こす。
と、同時に後頭部に鈍い痛みが走る。
「駄目だって、まだ無理をしちゃ。」ハピはそう言うと僕の体をゆっくりとベットに横たえた。
 
「あの時、あなたががあたしの実家で倒れていたのを見つけたときは驚いたよ。」
「いや、それは…」
「いいよ、何も言わなくても。 ──でも勝手口の鍵がかかっていた時、
あれ?って思ったんだよね。」ハピは売店で買ったのだろう、
週刊誌をパラパラとめくり始めた。
「あ、あれ…?それ…」
「そう、ひろゆ子から聞いたんだけど、この記事。 ひろゆき失踪事件のことね、
あなたは表紙しか読んでいないって言ってたらしいけど、ほら見て、ここ。」
ハピが差し出した週刊誌に目を通す。
 
(…先月未明、2ch総本山で爆発事故を起こしたことでマスコミを賑わせていた
2ch管理人、西村博之氏が、先週から失踪したと2ch管理委員会から当社に報告があった。
FAXで送られたその文章を一部ここに掲載する。
 


64 名前:大家投稿日:2001/08/24(金) 00:22 ID:???
そこには、ひろゆきが2ch二周年記念祭後に行方不明になったこと、
それと同時刻に不審な大型車が会場近くにとまっていた事、
それにひろゆきらしき人物が乗り込んで走り去っていった事…などなどが書かれていた。
 
どこまで本当なのかはわからない。
誰かが「嘘を嘘と見抜けない人は…」とかなんとかどこかで言ってたっけ。
 
僕は2ch記念祭に出席していた。
そのときひろゆきとは少しだけ話をして、記念品のうちわにサインしてもらったのだ。
その時は一生の宝にしようと思っていたが、翌日ラウンジャーの家に置き忘れてしまい、
迷惑をかけたものだ。
 
…色々と思い出がよみがえるが、今はそれに浸っている場合ではない。
頭もまだ痛むし。
 
 ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ 
 
ハピが帰ってしばらく考え事をしていた。
と、いっても、いままでのことをまとめていただけなのだが。
簡単に箇条書きで書き出してみることにした。
訳のわからないことが続いていたから、こんな時にまとめておけるだけ
まとめておかないと。
 
…つづく。

65 名前:大家投稿日:2001/08/24(金) 00:23 ID:???
歯切れの悪いところでつづいてしまってすみませんです。。。
 
>>62
あとあとそれが重要になるのだよ。(ワラ

66 名前:避暑地の名無しさん投稿日:2001/08/24(金) 13:35 ID:???
イイ!

67 名前:Carpaccio 投稿日:2001/08/25(土) 00:33 ID:???
ふむむ、気になりますな…

68 名前:大家投稿日:2001/08/27(月) 12:44 ID:???
保守(必要なし)
続きは明日までに。。。


69 名前:大家投稿日:2001/08/29(水) 21:02 ID:???
と、いいつつ更新できず。
もう少しだけ待ってください。


70 名前:22世紀を目指す名無しさん投稿日:2001/08/29(水) 21:50 ID:???
いや、遅いのは気にしてないぞ。俺は。
つうか、締め切りに追われて半端なもん出す
漫画家みたいな真似して欲しくは無いからな。
マイペースで行こう。

満足の行く作品を自分のペースで

書いてくれれば良いよ。
と、思ってるんだがどうだろう?>ALL

71 名前:Carpaccio 投稿日:2001/08/29(水) 23:21 ID:???
もちろん!

マターリ待ちますですよ。
ご自身が納得なさるまでジックリ転がして下さい。ヽ(´▽`)ノ

72 名前:避暑地の名無しさん投稿日:2001/08/30(木) 02:38 ID:???
同意。
つか更新ペースが遅いから、なんて理由で離れる様な奴ならハナから
ここにはいないと思うね。今いる奴らなんてどうせ皆、ラウンジ時代
は元より、餅の妄想小説時代からの読者だろ?(笑)
漏れもそう。頑張れ、大家。

73 名前:避暑地の名無しさん投稿日:2001/08/30(木) 13:28 ID:???
要らんとは思うが・・・
ラウンジ難民の数を鑑みて一応保守。

74 名前:大家投稿日:2001/08/30(木) 22:10 ID:???
なんだか泣けてきました。
保守レスつけてくれるとここをみてくれている人がいるのだなぁと改めて確認。
やる気が出てきます。。。
やる気といってもオナニーなのですが。(笑


75 名前:避暑地の名無しさん投稿日:2001/08/31(金) 17:54 ID:???
大家たんファイトでつヽ( ´ ▽`)ノ

76 名前:避暑地の名無しさん投稿日:2001/09/01(土) 01:05 ID:???
実際難民の数はどうなんだろう。
保守しなくても平気かなあ?保守

77 名前:大家投稿日:2001/09/01(土) 16:21 ID:???
///////12///////
 
…まず、今一番知りたいことは、餅は本当に死んだのだろうか?という一点につきる。
その為には家のパソコンであることを確認しないと。
ベッドから再び身を起こし、部屋の外に出ようとベットから降りようとすると、
不思議なことにスリッパが備え付けられていないことに気が付いた。
スリッパって、普通は自分で持ってくるものなのかな?と思いつつ、
ペタペタとひんやりした床の感触を楽しみながらベッドの反対側に回った。
そこには緑色の旅行用バッグがひとつ、置かれていた。
見覚えがある、これは僕のだ。
 
バッグを開けてみると、中には数々の身の回り用品が無造作に詰め込まれていた。
着替え…洗面用具…読みかけの小説まで。
一体誰が入れてくれたんだろうと思いつつ、奥のほうをあさっていると、見覚えのあるものが出てきた。
「これって…」
「どう?全部欲しいと思うものは持ってきたつもりなんだけど。」
その声に驚いて振り向くと、入り口にはバッグをもったハピが立っていた。
「そうそう、これはひろゆ子さんから預かってきたものだよ。」
そういいながらベッドの上にバッグを置く。
「あの…」僕が言葉を発するのを制しながら、ハピは言った。
 
「これから当分の間、ここで暮らしてねって、ひろゆ子さんからの伝言だから。」
そういいながらハピは部屋を出て行った。

78 名前:大家投稿日:2001/09/01(土) 16:22 ID:???
つづく。
 


79 名前:避暑地の名無しさん投稿日:2001/09/02(日) 02:20 ID:???
大家たん監禁生活保守(゚∀゚)

80 名前:避暑地の名無しさん投稿日:2001/09/02(日) 17:48 ID:???
しかし不謹慎かも知らんが、前もってこっちに退避しておいた事
で今回の騒ぎに巻き込まれないで済んだのは幸いだったな。
これからもマターリ頑張っておくれ>大家

81 名前:大家投稿日:2001/09/05(水) 00:14 ID:???
>>79
主人公はあくまでも名無しさんということで…
>>80
ここも微妙になってましたよ。。。
 
ちょっと土曜日まで書き込めなくなりました。
今うぷしれ!とかいわれてもまだまだ途中なので。。。
やんわりと保守してくれたら幸いです。。。

82 名前:79投稿日:2001/09/05(水) 02:48 ID:???
ああ、そっか、主役は名無しさんで、大家たんじゃないのか。勘違いスマソヽ( ;´д`)ノ
応、大家たんの留守は我らがしっかり守るぜ!安心しておくんなせい!

83 名前:(・∀・)アハー投稿日:2001/09/05(水) 10:55 ID:???
  |
  ÅÅ
 (*´ー`)<ヤンワリホシュ。
  ⊂ |
  ⊂ノ○
  |
 ̄ ̄ ̄ ̄
 

84 名前:大家投稿日:2001/09/06(木) 15:13 ID:???
>>77の続き

>>>>>14>>>>>
 
僕は地獄にいた。
朝起きて、メールをチェックする。
そこに書かれているのは恐ろしいほど細かく指示された書き込み内容。
何時にこういう内容のスレをたてて、そこで1(僕)はこれこれこういう役でこういう書き込みをし、
そのスレをこういう方向に持っていくように……
 
ガシャアッ!
僕はモバイルPCを床にうちつけた。
いくつかのキーが飛び、液晶にはヒビが入り、それは動きを止めた。
いくら壊したって、どうせすぐに黒服が新しいパソコンを持ってくる。
そしてこの書き込みをしないと食事を与えてくれない。
2chにしか繋がらないパソコン、2chのために書き込みをする。
これからの僕の人生は、ただ、2chのために生きてゆくだけ…。
 
もしかして、餅は僕と同じようにどこかで同じようなことをされたのだろうか?
そしてそこから脱出しようとして…
 
僕は恐ろしくなった。
今のこの異常な生活もそうだが、2ch管理人、ひろゆき、そしてひろゆ子を恐ろしくおもった。
2chをこの世にどこまでも浸透させようと、そしてその為には手段を選ばない考えに。
きっと今も僕と同じ目にあってる人がこの建物に多数いるはずだ。
とにかくここから脱出したい…!
外へ…出たい…!
 
コツ…コツ…
 
遠くから足跡が近づいてくる。
きっと黒服だ。
この部屋についているモニターでパソコンを壊したことを見ていたに違いない。
 
僕は立ち上がり、部屋の電気を消した。
暗闇が部屋をつつむ。
そして手探りで壊れたモバイルPCを拾い上げ、ドアの脇へと立つ。
大丈夫、きっとうまくいく。 この間、黒服がこの部屋に来たとき、
連絡用のヘッドセットや、イヤホンの類はつけていなかった。
きっと今回もつけてはこないはずだ…。
大丈夫…大丈夫…何度もそう、呟いた。
 
ドア開くと同時に僕は持っていたモバイルPCを振り下ろした。
 
つづく

85 名前:大家投稿日:2001/09/06(木) 15:14 ID:???
時間あったのでうぷしました。。。

86 名前:避暑地の名無しさん投稿日:2001/09/06(木) 16:16 ID:???
なんかここニ、三日500出まくりで繋がらなくて恐かったよぅヽ( ;´д`)ノ
生きてて良かった・・・万が一にも倉庫落ちしたら保守ラーとしての面目丸潰れ
だしな。うむ。頑張れ大家。

87 名前:(・∀・)アハー投稿日:2001/09/09(日) 11:26 ID:???
  |
  ÅÅ
 (*゚∀゚)<ドキドキホシュ
  ⊂ |
  ⊂ノ○
  |
 ̄ ̄ ̄ ̄

88 名前:避暑地の名無しさん投稿日:2001/09/10(月) 20:20 ID:???
ホシュ

89 名前:(・∀・)アハー投稿日:2001/09/13(木) 11:07 ID:???
  |
  ÅÅ
 (*゚ー゚)<マターリホシュ。
  ⊂ |
  ⊂ノ○
  |
 ̄ ̄ ̄ ̄

90 名前:大家投稿日:2001/09/14(金) 11:25 ID:???
○○○15○○○
 
壊れたPCが倒れた男の傍らに落ちた。
男はピクリとも動かない、…死んでしまっただろうか?
もう一度、男を見る。
まだ、なんとか息をしているようだ………よかった…。
当たり所が良かったのだろうか、血もほとんど出ていないようだ。
 
僕は男をまたいで、廊下へとでた。
左右に長く伸びた廊下。
どちらへ行けばよいのだろう?
さんざん迷ったあげく、僕は
右へと進んだ。
 
廊下は白一色で統一されていて清潔感が漂っている。
窓は一切なく、空調の低い音のみがこの空間をつつんでいる、といった感じだ。
そういえば、ここに運び込まれたときは意識を失っていたからここが何階なのかもわからない。
走っていても一向にエレベーターや階段が見つからない。
僕はだんだん不安になってきた。

一時的な衝動で黒服を殴りつけ、この建物のことを何も知らずに脱出しようなんて
なんて無謀な計画なのだろう。
いや、計画なんてものではない、行き当たりばったりもいいところだ、
第一、仮にここから出られたとしてもそれから先はどうすれば?
帰るための手段は?
今手元にはいくばくかの小銭しかない。
 
僕はいつのまにか立ち止まっていた。
妙に廊下が広く、長く感じる。
白い色が目に痛い。恐怖がどっと押し寄せてくる。
足はもう石のようになっている。
歯の根があわない。
怖い…怖い…怖い…!
 
僕はただ…餅のことを、真実を知ろうと思っていただけだったのに
なのに、今は監禁されて、それで人を殴り倒して…ああ。
後悔の波が何度も何度も僕を打ち付ける。
 
…そうだ…あの黒服はどうしたんだろう。
まだ気絶しているだろうか?
そのとき、僕はふと奇妙なことに気がついた。
「なんであの黒服はかわりのパソコンを持ってきていなかったんだろう?」

91 名前:大家投稿日:2001/09/14(金) 11:29 ID:???
いつのまにか座り込んでいることに気が付き、ふらふらと立ち上がる。
 
彼は何も持っていなかった、とすると彼は何かを伝えに来たのではないのだろうか。
 
そしてゆっくりと僕は自分のいた部屋へと歩いていった。
 
つづく

92 名前:大家投稿日:2001/09/14(金) 11:30 ID:???
いつもいつも保守人さんには感謝してます。
そろそろこの小説も終盤なのでdat落ち前には終わらせるように
頑張りたいと思ってますです。。。

93 名前:Carpaccio 投稿日:2001/09/14(金) 17:07 ID:???
ついに終盤突入!期待sage

94 名前:避暑地の名無しさん投稿日:2001/09/14(金) 22:13 ID:???
おお、終盤期待ホシュ
頑張れ大家!

95 名前: 投稿日:2001/09/16(日) 01:40 ID:???
sage

96 名前:避暑地の名無しさん投稿日:2001/09/18(火) 12:23 ID:???
ホシュ

97 名前:避暑地の名無しさん投稿日:2001/09/20(木) 13:47 ID:???
保守

98 名前:(・∀・)アハー投稿日:2001/09/20(木) 19:00 ID:???
  |
  ÅÅ
 (*゚ー゚)<ホッシュ!ホッシュ!
  ⊂ |
  ⊂ノ○
  |
 ̄ ̄ ̄ ̄

99 名前:いつぞやの5投稿日:2001/09/21(金) 13:26 ID:???
99

100 名前:大家投稿日:2001/09/22(土) 00:50 ID:???
>>91の続き
 
部屋の前にいくと、黒服がいないことに気がついた。
目を覚まして増援を呼びに行ったのだろうか?
黒服を殴り倒してしまった以上、抵抗せずともなんらかの罰は与えられるだろう。
もしかしたら拷問されるかもしれない。

ひとくちに拷問、と言われてもいろいろある。
火あぶり、はりつけ…
僕は拷問と聞いてもそれくらいのことしか想像できなかった。
現実味がないにしても、実際にそれらを目の前にしたら本当に気が狂ってしまうだろう。
今、この状況でも十分に心臓に負担がかかっているというのに…
 
ああ、また妄想ばかりがどんどん膨れ上がってゆく。
しかし、それが現実になるかもしれないことは考えられなくも無い。
今が異常な世界なのだから。

事態は確実に最悪の結末へと向かっている。

知らぬ間に体が震えていたことに気が付き、僕は自分で思いっきり自分を抱きしめた。
腕を通じて心臓が破裂しそうなほど早く鼓動しているのが感じられた。
ドクン…ドクン…ドクン…(静まれ…静まれ…!)
何度も何度も心の中で叫ぶ。
そうしていた時間はほんの数秒だったかもしれない。
でもそれが何分にも、何十分にも感じられた。
 
ふと、黒服が倒れていたところをよく見てみると、鍵が落ちていた。
周囲を確認し、恐る恐るそれを拾う。
俗に言う電子キーというそれには、「corn・mentai」と書かれたプレートがついている。
これは一体どこの鍵なのだろうか…?
サーバーの名前…、ひろゆ子の…
 
そのとき、部屋に備え付けられたスピーカーから、
聞き覚えのある声が聞こえてきた。
「名無しさん…その鍵をもって、クレアラシル事務所まで来てください。」
あくまでも事務的な口調…。
それはハピの声だった。

101 名前:大家投稿日:2001/09/22(土) 00:51 ID:???
つづく。 
 
なんだか週一ペースになってきたな…
保守人さんに感謝しつつ、就寝。

102 名前:Carpaccio 投稿日:2001/09/22(土) 02:58 ID:???
はっ!見られてる(゜∀゜)

103 名前:避暑地の名無しさん投稿日:2001/09/22(土) 13:44 ID:???
ワクワク保守。

104 名前:真っ赤な名無しさん投稿日:2001/09/27(木) 00:21 ID:???
趣味は保守

105 名前:真っ赤な名無しさん投稿日:2001/09/29(土) 11:21 ID:???
ふふん。

106 名前:真っ赤な名無しさん投稿日:2001/09/29(土) 19:26 ID:???
あ は〜ん。

107 名前:大家投稿日:2001/09/30(日) 10:30 ID:???
>>100のつづき
 
僕は事務室にいた。
そこにはハピと黒服が一人。
 
事務室に行くのはとても簡単だった。
実際、あとで気が付いた時には、「ああ、なんだ。」と思わず口に出てしまったほどだ。
 
部屋で黒服を待ち構えていたときに、どちらの方向から足音が聞こえてきたのか。
それをちゃんと聞いていれば上へあがることが出来たかもしれなかったのだ。
実際、足音がした方向に向かっていくと、数メートル先にエレベーターがあった。
ハピの指示のとおりにエレベーターに乗り込むと、自然とエレベーターは動き出し、
そして、この事務室についたわけだ。
 
「これ…なんだかもうわかっているわね。」
ハピが取り出した二枚のCD。
僕の目の色をうかがって、ハピはちいさくうなづいた。
「こちらの手違いだったの。本当はありえないことなんだけど…」
ゆっくりと一言ずつ、確かめるようにハピは話し始めた。
そしてそれを机の上に置く。
「この中に入っていたデータはラウンジプロジェクトのものではなく、
ここの…つまり、2ch総本山の今までに行ってきた極秘のデータなの。
日本最大の巨大掲示板に広告を建てるため…とはいってもバナーを貼る訳には
いかないから…」
「スレッド…か」僕はつぶやいた。
「ふふ…あなたも頭は悪くないみたいね。」唇の端をわずかに持ち上げ、
微笑んだかのようにみえたハピは、つかつかと僕のほうに歩み寄り、
こうつづけた。「あなたが知りたがっていた事、教えましょうか。」
そこには、今までの無表情とはうってかわって、紅潮した顔のハピがいた。
 
つづく

108 名前:真っ赤な名無しさん投稿日:2001/09/30(日) 13:26 ID:???
どうするどうなる名無し君ホシュ

109 名前:Carpaccio 投稿日:2001/09/30(日) 20:48 ID:???
うんうん、ふむふむ。

110 名前: 投稿日:2001/10/02(火) 22:02 ID:???
 

111 名前:真っ赤な名無しさん投稿日:2001/10/06(土) 00:24 ID:???
まだまだホシュ

112 名前:真っ赤な名無しさん投稿日:2001/10/09(火) 23:14 ID:???
流石にちょっと不安になってきたホシュ

113 名前:大家投稿日:2001/10/10(水) 08:32 ID:???
今日か明日くらいにあぷします…
保守人さんに感謝。

114 名前:大家投稿日:2001/10/11(木) 23:49 ID:???
>>107の続き

※※※※16※※※※
 
室内には僕と、ハピと黒服。
僕の上にはいつの間にかハピが馬乗りになっている。
 
背中や額から汗が流れ出る。 
室内が暑いのか、体が熱いのかわからなかった。
わかっていることはただひとつ。
ハピが僕を殺そうとしていることだけだった。
根拠なんて無い。
 
頬を赤らめ、体をくねらせ、甘い言葉で僕を誘惑していたが、目だけは
相変わらず氷のように冷たい目。
僕の本能はハピは危険だと判断した。
服を脱いだハピの体はとても美しく、そして妖しかった。
 
とりあえず何か喋らないと…
「…それで…、一体何を教えてくれるっていうんだい?」
僕が無理矢理笑みを浮かべ、この場をしのごうと思っているのを見透かしたかのように、
目を細め、子悪魔のように微笑んだ。
「…フフ…」
髪をかきあげるしぐさが色っぽい。
 ふいに、僕の鼻先に顔を近づける、うっすらと石鹸のにおい。
まっすぐ目をみつめるわけにもいかず、目のやり場に困る。
なんていったって彼女は上半身裸なんだから。
唇と唇がもう、ふれてしまいそうな距離だ。
手で押しのけようと思っても、うまく腕が動かない。
僕はこのまま殺されても良いかな、と少しだけ考えていた。
自然と体の力が抜ける。
 
僕が観念したのを確認したのかわからないが、
ゆっくりとその顔を僕の耳のほうにずらし、ゆっくりと口を開いた。
吐息が耳にかかってなんともいえない気分になる。
そしてハピは聞こえるか聞こえないかの
小さな声でこう言った。
「…ここから逃げるわよ」
 
※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
 
─────場所は変わって。
 
…とある室内。
機械音が一定のリズムを刻んでいる。
部屋の中には誰もいないらしく、機械音以外、何も聞こえない。
室内を照らすのは緑色の蛍光灯のみ。
その蛍光灯が照らしているのは白く大きな箱…サーバー。
 
その部屋に一人の男が入ってきた。
 
つづく。

115 名前:大家投稿日:2001/10/11(木) 23:51 ID:???
遅くなりましたがようやくあぷできました。
これで安心して眠れます…。&保守人様に感謝。

116 名前:真っ赤な名無しさん投稿日:2001/10/12(金) 01:53 ID:???
勃起しながら待っててよかた。

117 名前:Carpaccio 投稿日:2001/10/12(金) 02:20 ID:???
なんと・・・

118 名前:真っ赤な名無しさん投稿日:2001/10/16(火) 15:57 ID:???
男・・・ってまさか・・・?

119 名前:大家投稿日:2001/10/24(水) 10:26 ID:???
保守。('A`)

120 名前:Carpaccio 投稿日:2001/10/29(月) 17:03 ID:???
(´∀`)

121 名前:大家投稿日:2001/10/31(水) 09:01 ID:???
しばらく他のことに時間を使いたいのでしばらくかけません。
…ということをもうちょっと早くここに書いていればよかったのですけど。
 
みんなが忘れた頃にうぷしているはずです。

122 名前:真っ赤な名無しさん投稿日:2001/10/31(水) 15:53 ID:???
うむ、のんびり待つです。

123 名前:真っ赤な名無しさん投稿日:2001/11/16(金) 18:46 ID:???
まだまだホシュ

124 名前:真っ赤な名無しさん投稿日:2001/11/25(日) 00:50 ID:???
保守入れとこう。

125 名前:真っ赤な名無しさん投稿日:2001/12/06(木) 22:38 ID:???
ホチュ

126 名前:真冬の名無しさん投稿日:2001/12/19(水) 21:18 ID:???


127 名前:真冬の名無しさん投稿日:2001/12/31(月) 15:27 ID:???
んしょ。

128 名前:真冬の名無しさん投稿日:2002/01/01(火) 00:39 ID:???
あけおめ保守

129 名前:真冬の名無しさん投稿日:2002/01/21(月) 14:41 ID:???
ホシュ


130 名前:s@kurai投稿日:2002/02/15(金) 17:17 ID:???


131 名前:真冬の名無しさん投稿日:2002/02/19(火) 03:45 ID:???


132 名前:真冬の名無しさん投稿日:2002/02/25(月) 01:27 ID:???
、、、

133 名前:真冬の名無しさん投稿日:2002/03/14(木) 20:33 ID:???


134 名前:真冬の名無しさん投稿日:2002/03/26(火) 18:43 ID:???
まだ忘れない。

135 名前:桜咲く名無しさん投稿日:2002/04/13(土) 17:37 ID:???
春のホシュ

136 名前:桜咲く名無しさん投稿日:2002/05/06(月) 21:11 ID:???
まだ覚えてる。

137 名前:避難所1周年祭実行委員会投稿日:2002/05/07(火) 22:28 ID:???
そろそろ召還する必要がありますね。。。
祭りに使えそうだ(笑

138 名前:桜咲く名無しさん投稿日:2002/05/08(水) 14:36 ID:???
ふん、流石に逃れられんか。出来れば大家が帰ってくるまで
静かに過ごしたかったんだが。
大家召還は願ったりだが、祭り云々は出来れば勘弁願いたいな。
いや、そんな強く言う資格は無いから、あくまでこのスレを未だに
覚えている一読者からの小さな願いといったところだ。多少でも
鑑みてもらえれば嬉しい。もっとも、他の保守人達の意見も聞いて
おきたいところだがね。

しかし、半年は長いね、大家。それでも俺はまだ見てるよ。

139 名前:避難所1周年祭実行委員会投稿日:2002/05/08(水) 18:05 ID:???
まぁそういわないでちょ。
俺も一読者として待ってた身なんだからさ。

140 名前:桜咲く名無しさん投稿日:2002/05/09(木) 02:02 ID:???
すまない、少し強く言い過ぎたな。
ただ、出来れば静かに大家を待ちたいとも思うんだ、俺は。
無論、そうでない人達に対してそれをやめろと言う権利は俺には
無いし、その人達はその人達なりに楽しめば良いと思う。

まあ回りくどい言い方をして悪かったが、祭り、やるなら頑張って
くれ。

しかし委員会もこのスレを見守っていたとは。少々意外だったよ。
少しだけ嬉しい(笑)。

ていうか俺は単なる読者であって、このスレに対して何の権限も
持っていない。なのになんかいちいち長い事書いてしまって本当
に申し訳無い。気分を害された方がいたら深く詫びる。

それでは俺はまた、大家を待つとするよ。

141 名前:桜咲く名無しさん投稿日:2002/05/09(木) 06:18 ID:???
まぁまぁ。
カイ・・・じゃなくて委員会さんも本気で祭りに使おうとは思って無いんじゃ?

皆さん、気長に待ちましょうよ。

142 名前:桜咲く名無しさん投稿日:2002/05/09(木) 18:32 ID:???
しっかし、そういう意味じゃホントに気ィ長えよなあ漏れらw

143 名前:桜咲く名無しさん投稿日:2002/05/27(月) 16:19 ID:???
ホチュ

144 名前:梅雨だく名無しさん投稿日:2002/06/28(金) 17:16 ID:???
ホシュ

145 名前:大家投稿日:2002/07/06(土) 09:42 ID:???
>>114の続き
 
≡≡≡≡17≡≡≡≡
 
意味が理解できなかった。
 
ここから逃げる?
 
僕の思考は停止したままだった。
いや、この部屋の時間が止まっていた。
蒸し暑い空気が僕とハピの体を舐めまわすように充満していた。
 
ハピは体を起こし、馬乗りの状態になると再び髪の毛をかきあげた。
そして僕だけを見つめている。
僕は幾分落ち着きを取り戻した。
頭の中では先ほどのハピの発言の意味を汲み取ろうとしていた。
しかし、心臓は早鐘を打ち続けているために、思考は同じ所をぐるぐる回っているだけだった。
 
ハピは黒服のほうを向くと、「ねえ」と声をかけた。
その言葉ですべてを理解したのか、黒服は部屋から出て行った。
ドアが閉まり、この部屋には僕とハピ…二人きりになった。
外はもう暗くなっていて、ネオンの明かりがハピと僕を照らしている。
赤や緑に彩られたハピの体はとてもきれいで…
いやいや。 
 
「…ここから逃「静かにして」
僕の言葉をさえぎるハピの声。
顔には先ほどのような小悪魔っぽい笑みは無く、
氷のように冷たかった目もいたって普通の目に見えた。
そういう風に見えたのが僕がハピに対する気持ちの変化だったのか、それとも…
 
僕が体を起こそうとすると、僕の体を押して再び先ほどの体勢になった。
また、石鹸の匂い。
「なぜ…」喉の奥からようやく声を絞り出す。
「…あなたには、やってほしいことがあるから」かすかな声が僕の鼓膜を刺激する。
「やってほしいこと…?」
「…そう」
「それって…何?」
 
ハピは息をのんだ。
それを言うことに複雑な思いがあるのだろう。
わずかな時間をおき、ハピは耳元でこうささやいた。
 
   ・
   ・
   ・
 
「2chを…」
次の瞬間、黒服が部屋に飛び込んできた。
 
※※※※場所は変わって※※※※
 
男は迷うことなく一番大きな白い箱に向かい、
慣れた手つきでそれを開けた。
緑色に染まったその内部を見て、男は少しだけ微笑んだ。
そして小さな箱を取り出し、シャーペンの芯程度の細い線をサーバーにつなぐ…。
 
それは名無しの部屋にあったあの箱とそっくりだった。

146 名前:大家投稿日:2002/07/06(土) 09:46 ID:???
本当にお待たせしました…。
少しずつの書き込みではありますが、再開をしたいと思います。
 
長い間待っててくれた人には大感謝です。

147 名前:梅雨だく名無しさん投稿日:2002/07/07(日) 17:13 ID:???
おかえり!大家おかえり!
・・・待ってて本当に良かった・・・!ああもう、泣きそうw

148 名前:梅雨だく名無しさん投稿日:2002/07/07(日) 18:22 ID:???
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!

149 名前:Carpaccio 投稿日:2002/07/07(日) 21:22 ID:???


150 名前:アスパルテーム投稿日:2002/07/08(月) 23:11 ID:???

誰だ

151 名前:アスパルテーム投稿日:2002/07/08(月) 23:11 ID:???

誰だ

152 名前:大家投稿日:2002/07/31(水) 23:01 ID:???
>>145の続き
 
\/\/18\/\/
 
一瞬にして部屋に充満してた甘い雰囲気は黒服によってかき消えてしまった。
ハピは何事も無かったかのようにすばやく服を着て、すっくと立ち上がった。
 
「どうしたの。」
無言の黒服が一枚の紙をハピに差し出す。
「…なんて……こと。」それに目を通したハピの顔が見る間に青ざめてゆく。
黒服とハピは部屋を出て行った。
まだ先ほどの姿勢のままだったことに気がついた僕は、体を起こし乱れた服装を直した。
 
ほんの数分で再び彼女と黒服が部屋へ入ってきた。
そしてそのままこちらには聞こえない声で会話をしている彼女と黒服。
こちらは蚊帳の外といった感じだ。
なんとなく面白くない気持ちにとらわれ、僕は口を開いた。
 
「…で、さっきの話のことを教えてほしいんだけど。」
「何の…ことかしら。」
「逃…「ああ。」
 
わざとらしく大きい声で答える。
 
「…とりあえず、あなたたちで対処して。 すぐにそっちに行くわ。」
かすかにうなずくと、黒服は部屋を出て行った。
 
再び僕と彼女だけの空間。
しかしそこにはもう先ほどのような妖しくも甘ったるい雰囲気はどこにもなく、
ただこの場所に二人がいるだけだった。
 
僕はゆっくり立ち上がり、窓の外を見ている彼女の方に向き直った。
彼女はめまぐるしく変わる夜景を見つめながら、つぶやいた。
 
「…教えてほしいことって…さっき話した私と逃げるってこと?」
「…いいや。」
「…ああ、あなたにやって欲しいことの話かしら」
「違うよ。」
「……?」
 
ゆっくりと振り返り、僕を見つめる。
 
「じゃあ…何?」
 
確かに聞きたい事はたくさんある。
あの日、ラウンジのプロ固定が集められて、渡されたあの書類とCD-R、白い箱のこと。
半ば強制された病院生活のこと。
ほかにもたくさん。
しかし、今、彼女に聞きたかったことは、もう決まっていた。
 
「餅とハピはどこにいるんだい。 ひろゆ子。」
 
つづく

153 名前:梅雨だく名無しさん投稿日:2002/08/01(木) 02:13 ID:???
懐かしいな餅w
全てはこいつから始まった、んだよなあ。

154 名前:香りまつたけ味名無し。投稿日:02/09/19 00:53 ID:???
まだまだホシュ

155 名前:香りまつたけ味名無し。投稿日:02/11/15 22:31 ID:???
まだ忘れてないぜ。

156 名前:名も無き鍋奉行投稿日:03/01/15 01:34 ID:???
二年越し。


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