元のスレッド
どんな時にも希望を捨てるなと人は言うけれど
- 1 名前:別ハン投稿日:2001/10/17(水) 06:25 ID:pPZn3R0U
- 時には絶望してみるのもいいもんだ。
- 2 名前:別ハン投稿日:2001/10/17(水) 06:27 ID:pPZn3R0U
- それも些細なことで。
- 3 名前:まるこ投稿日:2001/10/17(水) 06:28 ID:QPsvqXhg
- 宝くじでもはずれたのか
- 4 名前:別ハン投稿日:2001/10/17(水) 06:29 ID:pPZn3R0U
- ああっ! 消しゴムがパッケージのところでちぎれてしまった!!!
もうダメだぁぁぁぁ!!!!!
- 5 名前:別ハン投稿日:2001/10/17(水) 06:33 ID:pPZn3R0U
- ああっ! ポットにティーバッグ入れといたの忘れてた!!!
カップヌードルに注いじまったあぁぁぁぁぁ!!!!!
- 6 名前:別ハン投稿日:2001/10/17(水) 06:37 ID:pPZn3R0U
- >>3
いや、はずれたのはam/pmでもらったスクラッチカードだ。
あああぁぁぁ!!! バックストリートボォォイズって何だぁぁぁ!!!!
- 7 名前:SM考察隊投稿日:2001/10/17(水) 07:10 ID:f2uqah5k
- 無の状態から積み上げてく楽しみが増えたとでも思いましょう
- 8 名前:真っ赤な名無しさん投稿日:2001/10/17(水) 13:46 ID:???
- >>7
カコイイ
- 9 名前:真っ赤な名無しさん投稿日:2001/10/17(水) 14:14 ID:???
- >>7
なんかいい言葉だ。新しいアイデアありがとう。
- 10 名前:真っ赤な名無しさん投稿日:2001/10/17(水) 14:26 ID:YpXWjEeY
- _− ── _
/ フ
| ノ)ノ)ノ)ノ)ヽ ________
/ | ∩ ,∩|ノ /
i §ヽ∵ ▽ ノ§ < 「良かった探し」しよう!
ヽ i_ t |ノ \
 ̄ヽヽ__ヽヽ  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
- 11 名前:別ハン投稿日:2001/10/17(水) 17:06 ID:???
- やあ、みなさんいらっしゃい。
あえて「自分は不幸なのが当たり前」と日頃考えるようにしておけば、
「ご飯がおいしい」「100円拾った」「キレイな女の子と話した」
程度の日常のちょっとした喜びが、かけがえのない幸福に感じられたりするよね。
いわばポジティブに生きるためのネガティブ・シンキング。
確かにそういう考え方はあると思う。
で、どうだろう。
これから「大河の一滴」論みたいなのを展開していってもいいんだけど、
あまり2ch的なテーマではないよね(いや、厳密にいえば2chじゃないけどさ)。
だから俺はこう思うんだ。
うるせえテメーら!!!! この先は俺の好きにやらしてもらうぞゴルァァァァァァァ!!!!!
- 12 名前:別ハン投稿日:2001/10/17(水) 17:07 ID:???
- いちおうsage推奨で。
- 13 名前:別ハン投稿日:2001/10/17(水) 17:12 ID:???
- つーか、雨うっとおしすぎ。
外出しようと思ってたのに出る気がしねえ。
- 14 名前:別ハン投稿日:2001/10/17(水) 17:19 ID:???
- ちょっとメランコリ。
そして、こんな思い出。
- 15 名前:別ハン投稿日:2001/10/17(水) 17:20 ID:???
-
………(遠くを見つめる目)。
- 16 名前:別ハン投稿日:2001/10/17(水) 17:22 ID:???
- 十月もそろそろ半ばだというのに、
ちょっと歩いただけで汗が吹き出すほどの陽気だった。
街ではTシャツ一枚で歩く学生たちの姿さえチラホラ見受けられた。
- 17 名前:別ハン投稿日:2001/10/17(水) 17:23 ID:???
- もともと多汗症気味の俺は、暑苦しいダークスーツと
ずっしり掌に食い込むアタッシェケースを呪いながら、
それでも得意先へ向かう脚を早めていた。
- 18 名前:別ハン投稿日:2001/10/17(水) 17:26 ID:???
- 当初約束した時間はとっくに過ぎている。
すでに電話では遅れる旨を伝えてあるものの、
受話器越しに聞えた顧客の不機嫌な声が、俺に歩を緩めることを許さなかった。
- 19 名前:別ハン投稿日:2001/10/17(水) 17:27 ID:???
- 角を曲がれば、得意先のビルである。
そこまで来た時、俺はせめて汗を拭おうと立ち止まった。
で、ポケットをまさぐったら、ハンカチが、なかった。
- 20 名前:別ハン投稿日:2001/10/17(水) 17:28 ID:???
- その時だった。
- 21 名前:別ハン投稿日:2001/10/17(水) 17:31 ID:???
- 両手を上着のポケットに突っ込んだまま、
俺はふっと、それはもう実にあっけなく、人生に絶望してしまったのだ。
頭から血の気が引き、足が竦んで立っていられなくなりそうだった。
- 22 名前:別ハン投稿日:2001/10/17(水) 17:33 ID:???
- 「おいおいマジかよ、ハンカチ忘れただけだろ」…。1人の俺がからかう。
「ダメだダメだダメだダメだ」…。もう1人の俺は闇雲に狂気へ突き進んだ。
いつの間にか、俺は件のビルとは逆の方向に歩き始めていた。
- 23 名前:別ハン投稿日:2001/10/17(水) 17:35 ID:???
- その後、どこをどう歩いたのか…。
俺は何も覚えていない。
途中、年配の男にぶつかって舌打ちされたことだけが唯一の記憶だ。
- 24 名前:別ハン投稿日:2001/10/17(水) 17:39 ID:???
- ようやく腰を落ち着けたのは、全身がまだらに剥げ落ちたパンダの上だった。
都会の真ん中の、名も知らぬ小さな公園である。
そして以後3時間近く、俺はそこを一歩も動かなかった。
- 25 名前:別ハン投稿日:2001/10/17(水) 17:44 ID:???
- そのときどんなことを考えていたのか、それも今では思い出せない。
終わった…終わった…終わった…。そんな言葉が脳裏に渦巻いていたと思う。
だが半面、思いのほか気ままで楽しい時間を過ごしていたような気もするのだ。
- 26 名前:別ハン投稿日:2001/10/17(水) 17:53 ID:???
- いずれにせよ、時は空ろなまま過ぎていった。
日がとっぷり暮れ、家路を急ぐ人の群も一段落しようという頃になって、
俺は古びた機械のように錆び付いてしまった重い腰をやっと持ち上げた。
- 27 名前:別ハン投稿日:2001/10/17(水) 17:59 ID:???
- 迷った末、就業時間の過ぎた会社へ戻った。
大げさな失踪騒ぎになっているものと覚悟していた。
「辞表ってどうやって出せばいいんだろ」…俺はそんなことを呑気に考えていた。
- 28 名前:別ハン投稿日:2001/10/17(水) 18:04 ID:???
- ところが、同僚たちの「お帰り〜」という気の抜けた出迎えは全くいつも通りだった。
デスクに2〜3残された伝言も、どれも今日の得意先とは無関係なものばかりだ。
聞けば上司は定刻で退社していた。
俺は呆然とした。
- 29 名前:別ハン投稿日:2001/10/17(水) 18:06 ID:???
- 嫌だったが、例の顧客に電話してみた。
顧客はいた。平謝りに詫びる俺とは裏腹に、不思議と先方の機嫌はすこぶる良い。
「明日はちゃんと来てよ」−−そう念を押されて、電話は切れた。
俺は再び呆然とした。
- 30 名前:別ハン投稿日:2001/10/17(水) 18:12 ID:???
- どんな幸運が作用したのかわからない。
俺の起こしかけた「不祥事」は、何故か罪状一切不問のまま収束していた。
同僚たちがみな引き上げたオフィスで独り、俺はデスクに突っ伏して、泣いた。
- 31 名前:別ハン投稿日:2001/10/17(水) 18:14 ID:???
- ふと顔を上げると、
見慣れた電卓の脇に、
見慣れた俺のベージュのハンカチが、あった。
- 32 名前:別ハン投稿日:2001/10/17(水) 18:15 ID:???
- ………。
- 33 名前:別ハン投稿日:2001/10/17(水) 18:16 ID:???
- ………(近くを見つめる目)。
- 34 名前:別ハン投稿日:2001/10/17(水) 18:19 ID:???
- まあ、そんな話だ。
おおむね嘘だが、似たような体験は一度した。
誰にでもあることなのかもしれんがな。
- 35 名前:別ハン投稿日:2001/10/17(水) 18:24 ID:???
- ああ、それからグチはたまに言った方がいいぞ。
多少なりとも気が晴れるしな。
文章を組み立てながら声に出すことで問題点も抽出しやすい。
- 36 名前:別ハン投稿日:2001/10/17(水) 18:29 ID:???
- 「ポジティブに考えなきゃ」とばかり思いつめていると、
その分ストレスが溜まって全然ポジティブになれん場合が多いんだよ。
クサクサする時は親なり友達なりに八つ当たりしろ。
そして、それを受け止めてくれる存在がいることに感謝しろ。
もちろん、相手がウツな時は進んで受け皿になってやることだ。
- 37 名前:別ハン投稿日:2001/10/17(水) 18:30 ID:???
- つーか、やけに偉そうだな俺。
ごめんな。
- 38 名前:別ハン投稿日:2001/10/17(水) 18:33 ID:???
- つーか、そもそも誰の別ハンだよっ!
- 39 名前:別ハン投稿日:2001/10/17(水) 18:34 ID:???
- うるせえっ! 邪推すんな!
- 40 名前:別ハン投稿日:2001/10/17(水) 18:36 ID:???
- ま、今日のところはそんな感じで。
- 41 名前:SM考察隊投稿日:2001/10/17(水) 21:07 ID:???
- アスパルテーム召還決定
- 42 名前:別ハン投稿日:2001/10/18(木) 04:49 ID:???
- 決定したか…。
- 43 名前:別ハン投稿日:2001/10/18(木) 04:50 ID:???
-
誰だ
- 44 名前:別ハン投稿日:2001/10/18(木) 04:50 ID:???
-
別ハンだ
- 45 名前:別ハン投稿日:2001/10/18(木) 04:51 ID:???
-
別ハンじゃないよ
- 46 名前:別ハン投稿日:2001/10/18(木) 04:52 ID:???
- そりゃ違う人だろ!
- 47 名前:別ハン投稿日:2001/10/22(月) 12:15 ID:F3UQHxlE
- 下がりすぎ〜
- 48 名前:プラス個性投稿日:2001/10/22(月) 12:16 ID:???
- dj?
- 49 名前:別ハン投稿日:2001/10/22(月) 12:16 ID:F3UQHxlE
- いやほら、ブックマークしてないから探すの面倒でさ。
つーかブックマークすりゃいいんだろうけど。
- 50 名前:別ハン投稿日:2001/10/22(月) 12:17 ID:F3UQHxlE
- >>48
dでないでしょ?
- 51 名前:プラス個性投稿日:2001/10/22(月) 12:18 ID:???
- そか
dできます・・・。
- 52 名前:別ハン投稿日:2001/10/22(月) 12:21 ID:???
- dddからりと隣組〜♪
いや誰も知らんよな、そんな歌。
- 53 名前:別ハン投稿日:2001/10/22(月) 12:22 ID:???
- さ、今日も元気よく絶望しようぜ!
- 54 名前:別ハン投稿日:2001/10/22(月) 15:08 ID:???
- ああっ! これだけ待ってもレスがつかないっ!!
俺はもう駄目だぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!
- 55 名前:別ハン投稿日:2001/10/22(月) 15:08 ID:???
- とかさ。
- 56 名前:別ハン投稿日:2001/10/22(月) 15:13 ID:???
- なんかねーのかよ?
- 57 名前:真っ赤な名無しさん投稿日:2001/10/23(火) 00:00 ID:???
- レスつけちゃおーかなー
- 58 名前:真っ赤な名無しさん投稿日:2001/10/23(火) 00:07 ID:???
- 絶望するのもまたおかし
- 59 名前:大野ナマステ投稿日:2001/10/23(火) 01:52 ID:???
- 不思議なスレを見ぃつけてしまった
- 60 名前:井上羊水投稿日:2001/10/23(火) 10:02 ID:???
- いい話だ。
いつも現実にいるけれど、
何かを見て見ぬふりをしてるような気がする。
そして、ふとした時に現実に戻され、絶望したりする。
そんな毎日の繰返し。それが人生なのか。
- 61 名前:別ハン投稿日:2001/10/23(火) 12:14 ID:???
- きっとそうだ!
同じところを行きつ戻りつしながら
らせん階段を上り続けるような、
あるいは下り続けるような(あ、俺こっち)日常の連なり。
それが人生だ!
- 62 名前:別ハン投稿日:2001/10/23(火) 12:19 ID:???
- >>57 つけちゃえつけちゃえ!
>>58 そうそう。おかしくって涙がでそうだぜ!
>>59 見つかったぁぁぁ!! 破滅だぁぁぁ!!!
>>60 羊水はいいね! 戻れるもんなら戻りたいよ!
- 63 名前:別ハン投稿日:2001/10/23(火) 12:21 ID:???
- レス番の間1行ずつあけたけど、あんまり意味なかったな!
- 64 名前:別ハン投稿日:2001/10/23(火) 12:23 ID:???
- みんなはこういう話を知ってるだろうか。
- 65 名前:別ハン投稿日:2001/10/23(火) 12:33 ID:???
- 昔、あるところに男がいた。
謹厳実直を絵に描いたようなナイスな男だったが、
なぜか土地に棲む悪霊たちに魅入られ、
夜ごと幻術をかけられては魂を抜き取られていた。
- 66 名前:別ハン投稿日:2001/10/23(火) 12:43 ID:???
- 堪りかねた男はある日、菩提寺の和尚さんに相談する。
哀れに思った和尚さんは、男に寺の一室を貸し与え、
悪霊退散の策を授けた。
- 67 名前:別ハン投稿日:2001/10/23(火) 12:54 ID:???
- 要約すれば、こんな話だ。
今日は仏教的にはすこぶる良い日である。
今日1日、明日の日の出まで食べ物・飲み物を一切口にせず、
部屋にこもって一心に念仏を唱えておれば、御仏の加護も手伝って
悪霊は必ず退散し二度と近寄らないであろう。
ただし、途中何かを食べたり部屋を開けたりすれば、
怒り狂った悪霊どもによってお前は直ちに殺されてしまうじゃろうが、
それでもよいか? その覚悟はあるか? ん?
てなわけである。
- 68 名前:別ハン投稿日:2001/10/23(火) 12:57 ID:???
- 切羽詰まっていた男は一も二もなく、
和尚の言いつけを守ることを約束した。
そして、簡単な念仏を教えてもらうと、離れの小部屋に閉じこもった。
- 69 名前:別ハン投稿日:2001/10/23(火) 13:06 ID:???
- 雨戸を閉め切ってしまうと、
1本の蝋燭の灯がゆらゆら揺れるだけの薄闇である。
男は冷たい板の間に正座して、教わった念仏をゆっくり唱え始めた。
- 70 名前:別ハン投稿日:2001/10/23(火) 13:11 ID:???
- もとより勤勉な男のこと。
いったん念仏を唱え始めれば、ほどなく雑念も消え失せ、
空腹渇望を感じることもなく、ひたすら読経に打ち込み始めた。
- 71 名前:別ハン投稿日:2001/10/23(火) 13:16 ID:???
- ガタン、と雨戸に何か打ち付けたような大きな音がしたのは、
かれこれ半日以上も念仏を唱え続けた頃だった。
最初大きくガタンだったものが、やがてガタンガタンになり、
さらにガタガタガタガタガタになっていった。
- 72 名前:別ハン投稿日:2001/10/23(火) 13:25 ID:???
- 悪霊どもの仕業に違いない。
そう直感した男は、いちだんと声を張り上げて念仏を唱えた。
すると音が一瞬止まり、代わりに狂ったような咆哮が聞こえてきた。
悪霊が苦しんでいる!
男は絶叫とも言える声を振り絞り、脂汗を浮かべながら念仏を唱え続けた。
- 73 名前:別ハン投稿日:2001/10/23(火) 13:30 ID:???
- どれぐらいそうしていただろう。
ふと声の調子を落としてみると、
男の耳にはもはやどんな音も聞えてこなかった。
勝った! 悪霊に勝った!
男は満面の笑みを浮かべつつ、すっかりそらんじた念仏をなおも唱え続けた。
- 74 名前:別ハン投稿日:2001/10/23(火) 13:35 ID:???
- やがて、雨戸の向こうからスズメのさえずりが聞えてきた。
雨戸の板のわずかな隙間からうっすら陽の光が射してきた。
寺の台所からだろうか、腹の虫をうならせるような朝餉の香りが漂ってきた。
- 75 名前:別ハン投稿日:2001/10/23(火) 13:40 ID:???
- 男はついに読経をやめて立ち上がった。
座りっぱなしで思うに任せぬ脚ももどかしくそろそろと歩を進め、
雨戸の縁に手をかけると一気に引き開けた。
外は、一面の闇に閉ざされていた。
- 76 名前:別ハン投稿日:2001/10/23(火) 13:46 ID:???
- ひぎゃああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・・・・………
絶望の淵から発せられた男の悲鳴を和尚は枕辺で聞いた。
そして深々と溜め息をつくと、布団の上に座し、合掌した。
……。
- 77 名前:別ハン投稿日:2001/10/23(火) 13:48 ID:???
- ……うむ。
- 78 名前:別ハン投稿日:2001/10/23(火) 13:50 ID:???
- ……と、そんな話である。
で、何が言いたいかというと、
希望の後で突き落とされる絶望はとてつもなく深いつーことね。
- 79 名前:別ハン投稿日:2001/10/23(火) 13:55 ID:???
- だからどうしたって言われるとアレなんですが、
まぁ、日ごろ絶望慣れしている俺なら絶対にこの男のようなことにはならんぞと。
念には念を入れて翌日の午後ぐらいまで念仏唱えるね。いやマジで。
- 80 名前:別ハン投稿日:2001/10/23(火) 13:56 ID:???
- そんだけ。
- 81 名前:別ハン投稿日:2001/10/23(火) 14:06 ID:???
- あ、今の話、ちょっとわかりにくかったっすか?
つまり、朝が来たように思わせたのも悪霊の幻術だったわけで、
フライングしてしまった男は結果的に殺されてしまうというわけで……。
- 82 名前:真っ赤な名無しさん投稿日:2001/10/23(火) 14:07 ID:???
- いやいや、ちゃんとわかったよ。
- 83 名前:別ハン投稿日:2001/10/23(火) 14:07 ID:???
- そんなこたぁわかってるよ!
そうですかエヘヘ。
- 84 名前:井上羊水投稿日:2001/10/23(火) 14:12 ID:???
- おもろかった。
- 85 名前:別ハン投稿日:2001/10/23(火) 21:41 ID:???
- おおっうれしいねえ。反響がある。
この話は駄目だと思ってたんだがな〜。
- 86 名前:別ハン投稿日:2001/10/23(火) 21:42 ID:???
- >>82
うれしいこと言ってくれるねぇ。
>>84
うれしいこと言ってくれるねぇ。
- 87 名前:別ハン投稿日:2001/10/23(火) 21:45 ID:???
- なんてな。
ちょいと酒が入って不真面目な俺。
- 88 名前:真っ赤な名無しさん投稿日:2001/10/23(火) 21:49 ID:???
- >>79
念を入れすぎて、次の日の夜になってたりして♪
ひぎゃああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・・・・………
- 89 名前:真っ赤な名無しさん投稿日:2001/10/23(火) 21:51 ID:???
- 絶望の後には、絶頂があると思えば軽く流せる。
全ては「もの」は波で出来ているから、同じ状態が
永遠に続くなんてあり得ないよ。
- 90 名前:別ハン投稿日:2001/10/23(火) 22:04 ID:???
- >>88
いやマジでそんな感じよ。用心深いもの俺。幸せつかめそうな時って。
>>89
ふーむ、景気変動みたいなもんか。「底」を見極めるのが難しそうだな。
- 91 名前:別ハン投稿日:2001/10/23(火) 22:11 ID:???
- 永遠に続くなんてあり得ないよ…。
くーっ、心からそう願いたいぜ今の俺の境遇。
- 92 名前:別ハン投稿日:2001/10/23(火) 22:16 ID:???
- で、少し話はズレるかもしれんが…。
何かをきっかけに、ある時、突如絶望するということもあるけど、
果てしなく続きそうな反復、終わりなき(としか思えない)日常が
深い絶望につながっていくということもあるよな。
- 93 名前:別ハン投稿日:2001/10/23(火) 22:17 ID:???
- 例えば、ギリシャ神話に「シジフォスの苦役」つーのがある。
- 94 名前:別ハン投稿日:2001/10/23(火) 22:17 ID:???
- 何をしでかしたんだか、神々の怒りに触れた男シジフォスは
大きな岩を山の頂まで運べという労役を課せられる。
四苦八苦して岩を上まで運ぶと、神通力だか万有引力だかのせいで
岩は麓までころがり落ちてしまう。嫌なことに。
で、また上げる。また落ちる。上げる。落ちる。上げる。落ちる……。
毎日この繰り返し。
- 95 名前:別ハン投稿日:2001/10/23(火) 22:22 ID:???
- 日本にも賽の河原で石を積んでると鬼に蹴散らされるとかいう苦役話があるけど、
なんせ向こうのはデカイ岩だからキツイっすわ。カラダ的に。
つーか、同じことを繰り返しやらなきゃならんつーのが何よりキツイ。
深い深い絶望に襲われることになる。
- 96 名前:別ハン投稿日:2001/10/23(火) 22:24 ID:???
- 俺らの生活もまあ似たりよったりで、
毎日よっぽど意識的に何か変化をつけていかないと、
朝起きてメシ食って会社・学校行ってそこそこやってちょい遊んで
メシ食って風呂入ってオナーニしたりたまーにセクースしたりして後は寝るだけの、
無間地獄つーか断ち切れぬ退屈連鎖つーか、そういうもんに陥りがちだわな。
- 97 名前:別ハン投稿日:2001/10/23(火) 22:28 ID:???
- 何を言っとるか! そんなん平和ボケじゃ!
アフガンやパキスタンの民衆を見てみんかタコ!
と、怒り狂う人もいるだろうが、まあそれは置いとこう。
- 98 名前:別ハン投稿日:2001/10/23(火) 22:29 ID:???
- で、こんな話がある…。
- 99 名前:別ハン投稿日:2001/10/23(火) 22:32 ID:???
- …と、書こうと思ったけど酔っ払ってて頭まわんね。
また今度。
寝るぞ俺は!
- 100 名前:真っ赤な名無しさん投稿日:2001/10/23(火) 22:35 ID:???
- 寝るのか、おやすみ。
楽しみに待ってるからねー。
- 101 名前:別ハン投稿日:2001/10/24(水) 21:52 ID:???
- >>100
ありがとう。
でも今日は忙しくてダメだ。ごめんな。
- 102 名前:井上羊水投稿日:2001/10/25(木) 09:44 ID:???
- 今日はいけそう?
- 103 名前:真っ赤な名無しさん投稿日:2001/10/26(金) 15:36 ID:???
- さりげに続きを楽しみにしてる。忙しくない時にマターリ書いてね
- 104 名前:ヤコブ京牛亭投稿日:2001/10/26(金) 23:52 ID:???
- >>102
>>103
お気遣い深謝。
- 105 名前:別ハン投稿日:2001/10/26(金) 23:53 ID:???
- つーかHN違うじゃん!
- 106 名前:真っ赤な名無しさん投稿日:2001/10/26(金) 23:53 ID:???
- >>104
そんな名前なのか・・・
- 107 名前:別ハン投稿日:2001/10/26(金) 23:54 ID:???
- >>105
いや、大抵の場合は名無しか捨てハンよ。
- 108 名前:別ハン投稿日:2001/10/26(金) 23:55 ID:???
- >>106だ。間違えた。
- 109 名前:別ハン投稿日:2001/10/26(金) 23:57 ID:???
- ところで、今回は退屈な話になりそうだが……。
- 110 名前:別ハン投稿日:2001/10/26(金) 23:59 ID:???
- ……(はるか遠くを眺める目)……。
- 111 名前:別ハン投稿日:2001/10/27(土) 00:01 ID:???
- 俺は19歳で、浪人生だった。
実家から2駅離れたアパートにひとりで暮らしていた。
家賃も生活費も親がかりだったが、一丁前に自活しているつもりでいた。
- 112 名前:別ハン投稿日:2001/10/27(土) 00:03 ID:???
- 予備校に籍はあったが、まともに通ってたのは最初の3ヵ月ぐらいだ。
それほど大学に行きたかったわけでもない。
明るく楽しいキャンパスライフとやらには嫌悪しか感じなかった。
- 113 名前:別ハン投稿日:2001/10/27(土) 00:06 ID:???
- 惰眠、テレビ、音楽、ゲーセン、鬱、エロビデオ、たまーに勉強、また惰眠。
ほとんど、それが生活の全てだった。
数少ない友達とも疎遠になり、いつも甘っちょろい死の妄想を弄んでいた。
- 114 名前:別ハン投稿日:2001/10/27(土) 00:08 ID:???
- 唯一社会と接点を持てたのはバイトの時間だ。
それはアパートのすぐ近くにある喫茶店で、はじめ俺は店の客だった。
トーストに日替わりの一品がつくモーニングセットが安くてうまかった。
- 115 名前:別ハン投稿日:2001/10/27(土) 00:11 ID:???
- マスターは当時まだ30歳前だったが、気さくで優しく大人の風貌を備えていた。
足繁くモーニングを食いに通ううち、何かと話しかけてくれるようになった。
政治経済から社会問題、音楽、芸能、映画、文学、スポーツまで話題の豊富な人だった。
- 116 名前:別ハン投稿日:2001/10/27(土) 00:14 ID:???
- ある日、「店が忙しい時、バイトに来ないか?」と誘われた。
今にして思えば、暇を持て余した浪人生に情けをかけてくれたのかもしれない。
「勉強があるから毎日は無理っすけど…」俺は虚勢を張りつつ承知した。
- 117 名前:別ハン投稿日:2001/10/27(土) 00:15 ID:???
- 特に混み合う時間帯はランチタイムと夕方である。
その頃になるとマスターが電話してきて、気が乗ればすぐさま出勤となった。
ウェイター兼洗い場が俺の仕事だった。
- 118 名前:別ハン投稿日:2001/10/27(土) 00:18 ID:???
- 小さい店ながら老若男女幅広い層の常連客がいた。
マスターはいつでもいろんな客と打ち解けて話していた。
その話の輪の中に、内向的だった俺もいつしか加わるようになっていた。
- 119 名前:別ハン投稿日:2001/10/27(土) 00:20 ID:???
- その人が初めて店に来たのは8月上旬の暑い盛りだ。
常連客の1人が「職場の女の子だよ」と言って連れてきたのである。
彼女の横顔は、当時好きだったアイドル歌手とどこか似ていた。
- 120 名前:別ハン投稿日:2001/10/27(土) 00:22 ID:???
- 彼女は21歳だった。俺より2歳年上である。
だが、すでに実社会で活躍し、よどみなくマスターたちと話す彼女を見ていると
精神年齢では10も15も隔たりがあるように思えた。
- 121 名前:別ハン投稿日:2001/10/27(土) 00:27 ID:???
- その日以来、彼女はランチタイムの常連の1人になった。
俺は店に入ると、いつも彼女の来店を待ちわびるようになった。
寒い冗談に笑ってくれた日などは、もう1日中有頂天だった。
- 122 名前:別ハン投稿日:2001/10/27(土) 00:30 ID:???
- もちろん、彼女がなんかの拍子に俺のカノージョになってくれやしないかとか、
そんな身の程知らずなことを真剣に考えたことはない。
俺にできるのはせいぜい無難な会話か、夢の中で抱擁することぐらいと自覚していた。
- 123 名前:別ハン投稿日:2001/10/27(土) 00:36 ID:???
- バイトの時間が最大の楽しみに変わったといえ、
俺は相変わらず孤独で、卑屈で、暗く、甘ちゃんの若造に過ぎなかった。
自分の醜さをひたすら呪った。
- 124 名前:別ハン投稿日:2001/10/27(土) 00:40 ID:???
- ところがそんなある日、信じられないことが起こった。
仕事を終えて店から出てきた俺を、何と彼女が待ちぶせしていたのだ。
道で突然呼び止められ、俺は文字通り心臓が張り裂けそうになった。
- 125 名前:別ハン投稿日:2001/10/27(土) 00:40 ID:???
- ……。
- 126 名前: